どんなことでも、自分のペースがある。食事を食べる時間、朝街を歩くスピード、仕事を進める進め方。全てのことに人それぞれ固有のペースがある。
往往にして自分のペース通りにはいかない。仕事は急かされるし、食事を食べる時間はどんどん削られていく。競争で負けないようにと、普段のペース以上のスピードで走らないとと追い立てられることもある。そうすると苦しい。やめたくなる。次の時も苦しいからやめたい。そんな時に大幅なペースアップではなく、無理のない範囲でちょっとだけの背伸びをすることがいい。また、外からの強制ではなく、自分で意識してちょっとのペースアップをすることがいい。
自分のペースを守るだけでは、成長は見込めない。筋トレでも、自分の楽ができるペースで進めても筋肥大につながらない。ちょっとの無理は必要なのである。でも、無理をしすぎると筋を痛める。仕事でもそう。自分のペースを守っていたら成長はできない。ちょっとの無理が仕事の質を高め、生産性をよりよくする。
自分の心地いいペースを守り続けることもいいのだが、ちょっとだけペースアップする。でも、無理はしてはいけない。ちょっとだけでいい。ちょっとが無理な時はいつも通りでいい。そんな気楽な気分で自分のペースを上げて成長していく形が望ましい。
