百聞は一口にしかず。
これまで数々の本やエッセイ、ガイドブックなどで見てきた「しろたえのチーズケーキ」。いつかは食べるだろうと思って悠長に待っていたけれど、巡り巡って、つい先日そんな日がやってきました。
もうあまりに噂に聞きすぎて、旧知の間柄のような不思議な気持ちです。思わず話しかけたくなりました。
礼儀正しいケーキたち
とても控えめな佇まいで、箱にきっちり収まっていました。あまりに噂に聞きすぎて、思わず擬人化してしまいました。
多分、話しかけたらこんな会話になりそうです。
くらしのちえ:「いやいや今日はよくいらっしゃいました。あなたが噂に聞いていた、しろたえのチーズケーキさんですか。 思ったよりも小柄でいらっしゃいますね。」
チーズさん:「はじめまして。すみません、今日はおじゃまします。そうなんです、小さいのに何だか目立ってしまって…すみません。」
くらしのちえ:「横にいらっしゃるのはシュークリームさんですか。また今回はどうしていっしょにこちらへ?」
シューさん「チーズケーキさんには敵わないんですが、なぜかお店の人が僕を押してくれるんです。それでよく一緒に。」
しろたえではシュークリームも買うべし
さて、こんなケーキの言葉が聞こえてきたのは、ケーキを買ってきてくれた方の話によります。「チーズケーキの他に何を選んだらいいですか?」という質問に対して、お店の方が「うちは、シュークリームだね」と答えてくださったそうです。
なるほど、お店の一押し。
そして、食べて納得しました。これからは「しろたえのチーズケーキとシュークリーム」と宣伝してあげたくなる美味しさでした。
食べて納得、百聞は一口にしかず
シュークリームを食べてみて納得。一口目で幸せな顔になれます。香ばしいしっとりした薄い皮の中にはもったりプリンとした素朴なカスタードがたっぷり。下からではなくて横から入れられています。ああ、これは好きだなあ。
レアチーズケーキは、色々なことを聞いてきたけれど、そうかとすぐに理解ができる納得の味。今まで食べたことのあるレアチーズケーキとは瞬時に差別化できる、しっかりとした輪郭を持ったケーキです。硬めで、ねっとり、食感は滑らか。クリームチーズとモッツアレラチーズの中間を行くような。
アップルパイもいました
実はもう一つ隠れていました。アップルパイ。
こちらは今の時期限定でおすすめとのことです。
ざっくり香ばしいパイ生地に、りんごとレーズンの潔さ。男前のパイでした。
どれも輪郭がはっきりした、ついつい擬人化したくなるケーキたち。
「チーズケーキの脇役ではない」芯の強いケーキたちには、また会いたくなります。
ミルクティーと。
プーアル茶と紅茶をミックスすれば、アップルパイに負けない濃厚な相棒ができます。
素朴なほっとするケーキたちでした。
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