くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

ルールの全く知らないスポーツを推測して味わう遊び

世の中には様々なスポーツがあります。野球やサッカーなどメジャースポーツ以外にも、マイナーすぎてルールすらわからず、なぜこのようなスポーツが生まれたのか不思議でたまらないというものが世界にはあり、そんなスポーツの味わい方をお伝えします。

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今回ご紹介する遊びは、自分にとってマイナースポーツの試合をyoutubeで探して、世界選手権級の試合を見てそのルールを推測して、味わうというものです。

なんでそんなことをし始めたのか自分でも理由がわからないのですが、暇な時にそんな遊びをしているととても楽しいことがわかって来ました。

 

今、特に着目しているのが、ペタンク(pétanque)。今やっている味わい方をお伝えしたいと思います。

 

※ペタンクの事一切知らずに書いております。実は名の知れたスポーツであるかもしれませんが、自分にとってマイナースポーツという事で以下の記事を書いております。

 

順序

1.前提知識を一切持たないで試合を見る

まず、あるところでペタンクの鉄球を見る機会がありました。重そうな鉄球だなという印象を持ちました。ペタンクという単語を初めて知り、さらにそれがスポーツであることは初めて知りましたし、その重そうな鉄球を使う以外何もルールはしりません。

 

できれば、このように一切前提知識がない領域の方が楽しいです。そういったものを自分で探すところからこの遊びはスタートします。

 

英語圏でやられているスポーツでない方がさらに味わい深いです。このあと動画で見る際に、実況で英語だとなんとなくでもルールがわかってしまう可能性があるからです。一切自分の知らない言語の人たちが遊ぶスポーツが面白いです。

 

自分にとって、謎なスポーツがあることを知ったら、一切googleを使ってはいけません。また、wikipediaを検索してもいけません。そうしたら、そのスポーツがどんな背景で生まれて、どんなルールがあるのか、答えがわかってしまうからです。答えがわかってしまったら、この遊びの面白さはなくなってしまいます。前提知識は一切取りに行ってはいけません。

 

そして、おもむろにyoutubeを検索します。youtubeでペタンクpétanqueと入力するといろいろな動画が出て来ます。再生回数の多く、そして、もっとも大きな大会であろう、試合を探します。

youtu.be

 

 

2. 想像し味わう

一切、事前知識はありません。この試合を見て見ると

・2名対2名で対決する

・砂場で鉄球を投げ合う

・投げる位置は丸の書いてある場所から

・真ん中に黒い小さな球があり、それを大切にする

・鉄球を相手の投げ置かれた鉄球に当てる

 というスポーツであるのがわかります。

 

どうなったら勝ちかなどは初見ではわかりません。大きな大会であれば、観客がたくさんいるので、その観客の反応を見て、今いいプレーをしたのだろうなという事がわかります。また、選手の自信満々の顔、がっかりした顔、そんなものを見て、良いプレーだったか悪いプレーだったかを想像します。

 

また、普通スポーツといえば、筋骨隆々の若者が青春をかけて戦うものだというイメージですが、こちらの球を投げ合っている人たちは、どちらかといえば、おじさんの分類にあたる人。お腹もでっぷりしており、彼らが世界選手権級のスポーツ選手だと言われても外見だけではよくわからないところも見どころだと感じました。

 

時々、審判の人が小さな黒い球の位置といくつかの鉄球の位置を測ります。それがなんの意味があるのかはわかりません。

 

この動画は1時間44分ほど続きます。1試合はサクサクと終わるのではなく、じっくりと戦うスポーツなのだと思われます。

 

なぜ、そもそも、おじさんたちは鉄球を投げるのでしょうか。このスポーツはいつから始まったのでしょうか。おそらくフランスから始まったのだろうと、推測されるのですが、なぜ、フランスではこんな風な鉄球投げを始めたのでしょうか。

 

あんな重そうな鉄球を投げて危なくないのだろうか。人の頭にごちんと当たったら、ひとたまりもないな。

鉄球は、昔の武器だったものかもしれません。軍隊にいる人たちが、暇つぶしで鉄球を投げる中で、何かしらのルールを作って、その鉄球投げの精度を競うことを始めたのかも知れないなあ。よっぽど暇だったのか、フランス軍。でも、あの小さな球はなんの意味があるのだろうか。

 

実は、今現在もどうやったら、勝ちか負けかすらわかっていない状況です。こういう状況で、いくつか試合を見ていく中でだんだんわかっていくだろうと思うのですが、わかってしまったら、面白さも半減するので、頻繁には見ないようにしています。

 

全く知らないスポーツの味わい方

ルールや歴史背景がわかってしまったら、おそらくこんなに真剣に眺めることはないでしょう。でも、全くわからないので、ついつい見て推測してしまうのです。

 

いろいろな疑問が頭の中に浮かぶので、それを転がしていくとなんとなく自分なりの回答が見えてくるのです。映像の中で見られる、勝ち負けについてや良い悪いプレーはある程度、選手や観客の反応からわかるのですが、その背景や歴史になると想像するしかありません。たぶん、想像の大半は間違っているでしょう。でも、その間違ったものでも、自分の中で生まれたものなので、それは自分の成果といってもいいもの。想像する事が楽しいのです。

 

wikipediaを見てしまうと、いろいろわかってしまうのですが、それを見てしまうとこのゲームは面白くなくなってしまうので、見ないように見ないように過ごします。それがまた楽しいのです。

ぜひ、興味を持たれましたら、wikipediaには触れないようにして、動画から味わってもらうとその面白さがじわじわわかっていただけるのではと思います。

ペタンク - Wikipedia

(いきなりここを見たら、この遊びは終わってしまうのでご注意あれ。でも、答えがあるとどうしても見てしまいたくなるのが人間のサガですね。)

 

さて、今回は全く自分の知らないスポーツを、いきなり試合を見て味わう遊びについて、ペタンクを事例にお話ししました。

 

最後に、今後深めて見たいと思うスポーツをご紹介します。今、興味を持っているものは、現代ではほとんどその名残がなくなってしまった昔のスポーツ。例えば、その昔、鎌倉時代に日本で流行ったという闘茶という遊びです。流行りすぎて、風俗が乱れるため禁止されるほどだったそうです。そんなに面白いものなのでしょうか。賭け事の一種でお茶を当てるという競技なのだそうですが、それ以外全くわかりません。限りなく少ないヒントを元に今後、競技を味わってみたいと考えています。味わい方がわかってきたらまた、記事にしてみようと思います。

 

 

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