くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

塩引き鮭の酒びたしのよろこび

初めての食べものはわくわくドキドキするもの。そして、その食べものが想像以上に美味しかったとき、味覚の広がりに嬉しくなります。

  

塩引き鮭の酒びたしに出会う

今回出会ったのは、塩引き鮭の酒びたし。手間がかかる塩引き鮭を、お酒に浸して固い身を柔らかく、塩の味わいをマイルドにするのです。

 

味わったのはこちら。 

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提供直前にお酒に浸され、生姜を添えて出していただきました。

 

新潟をうりにする居酒屋に行ったのですが、その中で塩引き鮭の酒びたしがメニューにあったので、何だろうと注文してみたのです。

 

塩引き鮭の酒浸しのよろこび

塩引き鮭は、新潟県村上市で作られる伝統的な鮭の加工方法。丁寧に塩をした後、軒先きに吊るし、寒風に半年〜1年ほどさらして干します。寒風の中に干すことで、発酵し旨味が凝縮されていくのです。

 

この塩引き鮭を薄くスライスして、お酒につけて提供するのが塩引き鮭の酒びたし。お酒につけることで、固く干された身が柔らかくなり、また塩っぽい味もマイルドになります。

 

「村上が生んだ味の芸術作品」とも、言われるそうです。

 

浸かり具合によって、味わいが変わるのがとても楽しいです。酒にあまりつからず食べれば、塩引き鮭のそのものの味を味わえます。お酒をいただきながら、ゆっくりと酒に浸しておくと、柔らかな身と旨味がお酒の肴に抜群に合います。美味しいものを見つけて、とても嬉しくなりました。

  

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