くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

文章を書く作業は知る作業である

文章を書くということ。今まで、書くということは、すでに知っていることを言語化する作業だと思っていました。すなわち、知る→書くという順序です。

 

この書き方をするのであれば、知っていることを効果的に伝えることに頭を使います。アウトラインを書き、どのような順序で文章を構成すればいいか考えて、それぞれの項目に必要な文章を入れ込んで行くという作業になります。

 

毎日一定量文章を書くと決め、ブログの記事を書いていると、すでに知っていることを文章化する以外の方法があることを学びました。そして、その作業が面白いなと最近感じています。

 

それは、自分の知らなかったこと、モヤモヤするものを書き出す作業を通じて、自分の知ったものにする文章の書き方です。すなわち、書く→知るという順序をたどるのです。

 

知る作業を書くことを通じて行なっていくものです。書く前にこんなテーマで書いてみようと書き出します。状況によってどれだけ知った上で書くかは異なりますが、一つのぼんやりとしアイデアしかない状況で書くとします。

 

例えば、今この文章は「書くという作業」について書こうと考えて書き出してみました。そうすると、書くときに自分がよく知っていることを書く書き方とともに、よく知らないけど書くと知るなあということが、最近増えてきたということに書きながら気づいていったのです。

 

そうして、ガシガシ書いていきますと、文章として目の前に形が現れてきます。この文章は自分の書いた文章であることは間違いないのですが、書くまえに自分では知らなかった、明確になっていなかったものが形になったものなのです。

 

書く→知るという書き方をするときには、自分があまり良く知らないもやもやしたものから始めると自分にとって面白いです。ああ、今の自分はここまで考えられたなという形が、目の前の文章として出来上がってくるからです。

 

こうした文章はまだ、仕掛品、中間成果物です。文章としては完成度があまり高くありません。でも、強制的に各作業を通じて、今知っているところが形になるので、きちんとした文章が必要な場合はもう一度一から書き直せば、より良い文章になります。その時は、「知る→書く」という書き方そのものですので、アウトラインを書き、必要な情報として文章をいれていく作業に変わります。

 

こんな風に、文章を書くという作業が複数あり、「書く→知る」という書き方で毎日書いていると、もやもやがちょっとずつ形になり解消されていくものなのですね。それが今日の発見でした。

 

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