くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

味付けから解放されて料理を楽にする

仕事から帰ってからの夕食作り。周囲にはよく大変でしょうと言われますが、そう感じることは少ないです。スピードが速いながらも、楽に料理を仕上げて、メニュー数を多くする秘訣は、味付けをしないことだと気付きました。

味は外からつければいいという考えです。外から味をつけるということは、味の濃いものと味つけしていないものを同時に食べることです。冷や奴に醤油をつけながら食べるという具合に。それを様々な素材に応用します。

 

すべてのおかずに味をつけようとするから時間がかかるし、異なる味覚に答えられない

茹でただけ、焼いただけ、蒸しただけ、揚げただけ。これがどんなに単純で簡単なことか。食卓に出すすべての献立に味をつけようとすれば大変な時間がかかります。そして家族は皆味覚が違うので、誰の基準に合わせるかが難しい。もういっその事、味付けなしで、食卓の上でめいめいに後から味をつけてもらいましょう。

調理過程で調味をすると味が決まらなかったり、計量したりと調理の流れが複雑になり流れが途切れやすくなります。

調理途中に味付けがないという単純さは工程が少ない分、調理にスピードを生み、失敗率がほぼなくなります。

バシッと味の決まったメインのおかずさえ1つ決まれば、脇役は味付けなしおかずで固めればたくさんのメニューが並ぶ食卓が実現できます。

 

 

味をつけなければ調理工程が半減してスピードアップ

例えば野菜炒めを作る時

味付けあり:切る→炒める→調味料を計る→調味料を入れる→炒める→できあがり

味付けなし:切る→炒める→できあがり

 

味付けなしの場合、工程が単純です。調味料のキャップの開け閉めや計量、味見する、そういった工程がなくなるので。味がきまらないからと途中で薄めたり、濃くしたりという迷いもなくなります。

 

 

我が家でよくやる味なしおかず

・スクランブルエッグ(フライパンに油を引いてごく弱火でかき混ぜ続けるだけ)

・肉をフライパンでジリジリと焼いただけ

・生野菜(トマト、きゅうり、しその葉等)を切っただけ

・春巻き(下味なし。チーズ・しそ・エビを包むだけ)

・冷や奴、湯豆腐

・茹でたオクラ、アスパラ、青菜

・蒸したかぼちゃ、さつまいも、玉ねぎ

・フライパンで焼いたなすび、きのこ

・さっと炙った油揚げ

・鍋(しゃぶしゃぶ)

・刺身

 

味なしおかずの食し方

味付けけなしのおかずをどう食べるか。頼るべきは美味しい調味料と味の濃い佃煮等です。

例:醤油、みそ、マヨネーズ、柚子胡椒、岩塩、ポン酢、胡椒、山椒、レモン、オリーブオイル、酢、漬物、佃煮、味付け海苔、チーズ、キムチ、オイルサーディン

 

これらを複数組み合わせてオリジナルの食べ方を編み出すことも面白い。

メリットは、外から味をつけるので、様々なバリエーションになる。ゆえに飽きがないということです。

 

家での食事を楽しむ術の一つとして

家での夕食は1日の活動から解放されて身体も心も緩む貴重な時間。

そこに、色とりどりの食事があればうれしい。手早く準備して仕上げるにはやっぱり味なしおかずの存在が欠かせません。

 

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