くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

KIYOSHIの鮭弁は一度味わうとやみつきになる

三軒茶屋の太子堂中央商店街を奥に進んでいくとお惣菜のお店がたくさんあります。

その中で、ブルーシートに覆われたバラックのようなお店がKIYOSHIです。

このお店、外見では侮ってはいけません。素晴らしいお惣菜が日替わりで並ぶのですが、その中でも素晴らしいのが鮭弁。中毒性の高い一品なのです。

KIYOSHIの鮭弁 (東京都世田谷区) - くらしのちえ

三軒茶屋のおばあちゃんたちがこぞってここの鮭弁を買っていきます。三軒茶屋のおばあちゃんたちは、ごはんを炊くのが面倒だから、ここの鮭弁ですましてしまうのだろうかなんて思っていたなら、なんのなんの。この鮭弁、一度食べたら病みつきになってしまう、恐ろしいお弁当で、おばあちゃんたちは、この鮭弁にとりこになった「中毒患者」なのです。一度食べて、私も見事に病みつきになってしまいました。

 

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鮭、梅干し、ご飯というシンプルな構成。美しいビジュアルですが、たくさんあるお惣菜のなかで、あえて手が伸びるかといえば、ご飯は家で炊けるし、鮭も美味しいだろうけど、驚きはなさそう。そんな判断してしまいそうですが、あえてこれを手にとってください。やめられない止まらない。足繁く三茶に通い、おしゃれなお店に一目もくれず、KIYOSHIを目指すような行動を取らせてしまう危険な美味しさ。

まず、風味。炭火で焼いたようなちょっと燻された香りに、鮭の旨味。お米も米粒立つ美味しく炊かれ、箸休めの梅は鮭のしょっぱさを洗い流すしょっぱさのないフルーティなもの。この味、ニッポンに生まれた良かったと思える素晴らしい逸品です。

 

 


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