1本で何役も。
混ぜる、炒める、つぶす、ひっくり返す、よそう、すくう
オリーブオイルを採る役目を終えた樹齢70年〜数百年の古木のみが調理へらの材料として使われている。
木材としてのオリーブは密度が高いためとても硬く、傷つきにくいという特徴がある。
そして滑らかな手触りでオリーブ独特の木目は変化に富んでいて、ひとつとして同じものがない。
我が家で使うものはイタリアトスカーナ製。昔ながらの伝統的な技法で、オリーブの木製品を作り続けるL'albero dell'olivo(ラルベロ デッロリーボ)。古くからオリーブと密接に関わる暮らしをしてきた国だからこそ、オリーブの木の特性を熟知し、素材を活かした形を作り出せる。本場のものを選ぶと使っているうちに納得できる。
・へらの先が薄くなっているので料理をひっくり返すときに使い易い。
(卵焼きにも)
・先がゆるやかにカーブしているので料理をよそう、すくうこともできる。
(しゃもじ代わりになる)
・持ち手が長いので深い鍋でも使い易い
(深い鍋で玉ねぎを炒めるとき、とてもよい塩梅)
・カレー粉など、色が滲み易く黄色がつくが、使っているうちに着いた色は抜ける。
・手入れについては、時々オイルを塗ったほうがよいということだったが、洗ったあとすぐに布巾でふいてしっかり乾かしておけば、今の所割れていない。
・しっかり硬いので、割れや折れを心配せずに使える。先の減りが少ない。
・木製なので当たりが優しくホーロー鍋やフライパンを傷つけない。
金属製やシリコン製、いろいろな素材の調理へらがあるが、やはり自然の素材が一番どんなものにでも対応できる柔軟さがある。使い道が豊富な道具が一つあれば、同じものを満足して使い続けることができる。
関連記事
---------------------------
「くらしのちえ」を気に入っていただけた方は読者ボタンをポチッと押していただければうれしいです
twitterでブログの最新情報やアイデアを発信しています、こちらもぜひフォローお願いします
--------------------------