金木犀の香りで、昔にタイムスリップ
街を歩くと金木犀の香りがする時期になった
8月が終わり、夜にはだいぶ過ごしやすくなった。蝉の鳴き声も、アブラゼミの蝉しぐれから、カナカナカナカナとひぐらしが鳴き始めた。もう夏は終わりの時期に入ったようである。そして、先日、なんとなしに街を歩いていたら突然のいい香り。金木犀の香りだ。もうそんな時期になったのかとはっとした。
夜の涼しさ、蝉の音、金木犀の香り、五感で秋の到来を感じる。その中でも、金木犀の香りは秋の訪れととともに懐かしい感覚を呼び起こすように思う。
金木犀は昔を思い出させる
金木犀の香りは、今も昔も変わらない。しかも、秋に入りつつあるこの時期にだけ、香る。金木犀の香りは、その瞬間、昔のその金木犀の咲く時期に考えていたことを思い出させる力があるように思う。
高校生の頃、夏休み明けの受験勉強で焦っていた記憶、中学生の頃、部活動に真剣になっていた時間、幼稚園の頃この香りの時期に先生に怒られた思い出。そんな昔のことが、この香りを嗅いだ瞬間にタイムスリップして、頭のなかをよぎる。
今この瞬間どんな思いを刻みこむか
来年の今頃は、この瞬間をどんな風に感じるのだろうか。できれば、楽しい思い出であってほしいな。いい思い出をこの瞬間に刻みこみ、毎年秋の時期に感じられるようにできないかと思った。そうすると、ずっと毎年この時期幸せな気分が味わえるのではないだろうか。昔のことを思い出させてくれる、魔法の香り。思い出のタイムカプセル。そのカギは、金木犀の香り。
そんな風に歩きながら考えていたら、あっという間に家についた。
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