フランス菓子博物館のようなオーボンビュータン(尾山台)
凛とした空間で買い物をする。建物、雰囲気もそして味も抜かりがない、そういうお店が幾つかある。単に食べ物だけが美味しければ良いのではない、お店の哲学を隅々にまで感じるからこそ背筋が伸びるような気持ちで買い物ができる。そしてまた「おじゃまします」という気持ちで訪れたくなる。
配色、陳列が美しい。
全てが美味しく演出されている。
味はもちろんだけれども、あの空間に行きたいと思わせる、そんなお店に出会うととても嬉しい。
・神保町 ささま
・根津 イナムラショウゾウ
・尾山台 オーボンヴュータン
これらのお店の共通点は
・建物、空間の雰囲気が良く調和がとれている
・目玉商品だけではなく、脇役の商品にも抜かりがない
・店員さんの動きに無駄がない
・包装が丁寧
「丹精込める」という言葉がとてもよく合う。
さて、今日は尾山台駅(世田谷区)のオーボンビュータンのご紹介。店内の写真を撮ってよいという許可をいただいたので、たくさんの写真を撮らせていただきました。
フランスの食文化(特にお菓子)の豊かさを集結させ、それを東京で体感できる何とも素敵な場所だ。
木をふんだんに使った建物。フランスの一角のよう。
魅力的な形の焼き菓子が硝子越しに見えて、お店への期待感を高めます。
入り口。タイル張りの床。
玄関を入ってすぐにパン類。(後で紹介するが、クロワッサンとペニエをイートインしました)
続く焼き菓子コーナー。こんなにたくさんの焼き菓子がある。まるでフランス菓子の博物館のよう。
松浦弥太郎著「くいしんぼう」で紹介されていたウィークエンド(レモンのケーキ)
今回手土産のために購入したドゥミ・セック。佇まいがとても可愛らしい。箱を開けらた「うわあ」という声が聞こえてきそう。
チョコレートの種類も充実。2個から箱詰め可能。バレンタインの季節が楽しみです。
パート・ド・フリュイ、キャラメル、ヌガー、マロングラッセ。整然と並んでいる。
ユニークな綿あめ。子供は喜ぶだろう。
生ケーキのコーナー(1/3)
小ぶりで濃厚なケーキ。一つ一つが素朴で過度に飾らない。
(2/3)
(3/3)
アイスクリームのケーキ。みっちり詰まった断面。
惣菜コーナー。ソーセージ、パテ、ハム、ベーコン、キッシュ、ラザニア等。
イートインのためのスペースがあります。
朝食にカフェラテとクロワッサン、ペニエを頂きました。
しっかりした香ばしさと濃厚なバターが味わえるクロワッサン。
ふわふわの食感と砂糖のザラザラとした歯ごたえ、生地の口溶けのよさに驚いたペニエ。
ソーサーにはお店のマークになっている小さな洋梨が。細部にまで楽しみが隠れている。
席からの風景。
買い物をした紙袋。
オーボンビュータンの楽しみ方は
・休日の朝を過ごしにクロワッサンとコーヒーで
・午後遅くに行って、ショウケースから惣菜を選んでワインで
・東京に遊びにきた人を連れてケーキとお茶
・贈り物を選びに行く(お店からゆうパックで発送可)
・家族の誕生日ケーキを買いに行く
・フランスの菓子の豊かさを知りに行く
次に行くときは、お客さんの少ない時間を狙って、ショウケースから惣菜を選んでワインを味わいたい。ワインはグラスで赤、白それぞれ2種類が選べる。日によって、ワインは変わるとのこと。ワインはお値段は800円。お惣菜は温めてお皿で出してくれる。
ケーキとお菓子でお土産を、お惣菜で晩のおかずを、クロワッサンとコーヒーでカフェを、お惣菜とワインでチョイ飲みをと、フランス尽くしでお店を楽しむ方法がどんどん湧いてくる。そんなお店でした。
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