毎年11月には長野に向かいます。安曇野市のりんごの木のオーナー制度を活用して、この時期にはりんご狩りをしているのです。
その際、いつも松本市内で宿泊をしています。コンパクトな街に面白いお店やレストランが点在しており、毎年新たな出会いが楽しめます。そんな松本市内のお店の中で、いつも立ち寄るお店が和洋菓子屋さんの開運堂です。今回は、この開運堂を紹介します。
広々とした店内、ロボットが作るソフトクリーム
開運堂は、元々は呉服屋だったものが、明治17年(1884年)に菓子業に転じて以来、130年もの間、松本の地で愛されるお菓子を作ってきました。
京にも江戸にも影響されず、豊かな信州の風土と人情に育てられた独特の味わいを守り育てることが開運堂の使命
とうたっているように、東京や京都のお菓子とは違った独特の雰囲気を持ったお菓子があり、とても楽しい雰囲気です。
松本駅から徒歩10分ほどの場所に本店があり、広々とした店内では和菓子や洋菓子が販売されています。
和菓子に使う「餡」は均一な品質を保つため、北海道十勝の限定地域で収穫された上質の特選エリモ小豆で自家製餡しています。
安曇野市三郷にある自社製造工場では敷地内の井戸、地下200メートルからアルプスの伏流水を汲み上げ、餡炊きをはじめ、お菓子作り全般に使っています。
安曇野市の工場にも行ったことがありますが、自然豊かな場所に立地して、とても清潔な工場でここで作られたものであれば安心して食べられそうだと思いました。
さて、松本本店の入り口はこんな感じです。
店内は和菓子コーナーと洋菓子コーナーに分かれています。こちらは和菓子コーナーの写真。
こちらは洋菓子コーナーです。
ロールケーキのレトロな風合いのデザインがとても可愛いです。女子美術大学元学長を務められた、柚木沙弥郎さんの作品だそうです。店内には柚木沙弥郎さんのデザインのパッケージのお菓子がたくさんあります。
洋菓子コーナーの横にはソフトクリームを販売しています。写真のロボットアームがソフトクリームを作ってくれます。毎日日替わりで味が変わります。
本日の和菓子&ソフトクリーム|和菓子・洋菓子のお取り寄せは【開運堂】
ロボットがソフトクリームを作るのは世界で唯一とのことです。なぜ、ロボット?と思いますが、松本や諏訪は精密機械関連の一大産地であり、地場産業の精密機械技術を使っているとのこと。
諏訪はセイコーエプソンを始めとして、むかしから時計作りが盛んで東洋のスイスと呼ばれていたこともあるそうです。今でも、時計作りの技術を応用して、地域の企業は超精密部品等を作っています。
こんな地域であることを、子供にも象徴的にわかるように、目玉としてロボットを設置しているのでしょうか。
実際の動いている映像をyoutubeで見つけました。
開運堂(松本)でアイスクリームロボットを発見!【ニッポン旅マガジン】 - YouTube
ゆっくりとした動きで、正直なところ精密機械技術を感じませんが、パフォーマンスとしては面白いなと思います。
宝石という名のチョコレート ピジュトリー
今回、自分へのおみやげとして購入したのがピジュトリーというチョコレートです。マカダミアナッツにチョコレートでコーティングしています。
壺や漆器に入ったものもあり、手土産としても喜ばれると思います。
今回は、塩味のものを選んでみました。
パッケージのデザインは、柚木沙弥郎さんのもの。ダンディーな男性の絵が書いてあります。
ビターなチョコレートに、ほんのり塩味が効いています。チョコレートはなめらかで口の中でほどけるような感じがします。中には大粒のマカダミアナッツ。サクサクとした食感がしっかり残っています。パッケージのデザインにあるように、ダンディーな男性がウィスキーのお供に食べてもとても合うようなチョコレートだと思いました。
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