やってきました、錦糸町。目的はバングラディッシュのカレーを食べる。それだけです。パチンコ屋さんとウインズのある通りをまっすぐ進みます。
通り過ごしてしまいました。
「アジアカレーハウス」、立ち飲み居酒屋、モツ煮込み屋、台湾居酒屋、個性あふれるお店が並ぶので「アジアカレーハウス」の個性もつい目に留まらぬ程。
でも、中に入るとすごかった。とてもいい雰囲気でした。
いいなあ。この外観。カレーの匂いは外に漂っておりません。
どんなカレーと出会えるのか、そのワクワクとともに扉をあけました。
一番乗りです。
「写真を撮ってもいいですか?」と尋ねると「いいよ、いいよ」と快諾のスルタンさん。とても元気で明るい良いお方。メニューは何ですか?と聞くと「ビリヤニ」。
「これ1200円、もうからない。他で食べると3000円。ここだから安い」と一押しです。
迷いはありません、「それをお願いします」とオーダー。
初めてでも、大丈夫。こんなに親切な方がいらっしゃいます。
待っている間も飽きません。 店内にはバングラデッシュの香辛料やスナック、豆、米、調味料がずらり。
一体何が積んであるのだろう。
壁一面がとても楽しい。BGMはバングラデッシュのテレビ映像から聞こえる声。
「3年前からやっているよ」とスルタンさん。
席の後ろの壁には鮮やかなポスターとメニュー。
「コーラー、ファンタ、ラッシー?」と聞かれました。ランチサービスでつく飲み物です。魔法のような言葉。お客さんみんな聞かれます。
ほとんど待たずに、登場したビリヤニ。
大きな炊飯器から盛り付けられたビリヤニ。
プラスチックのボウルでたっぷり和えたサラダを添えて。
そして君臨する卵のカレー。お見事な色使い。
そして出て来るは、骨つきチキンカレー。
セットが揃いました。
いただきます。わくわくが止まりません。
カレー。バングラカレー。
初めてなのに、どこか知っているような、知らないような。
「全部混ぜるとおいしいよ」とスルタンさん。
卵、野菜、ご飯、マトン、チキン色々な素材を口に入れて、口の中でもぐもぐ。
口内調理です。ああ、おいしいなあ。
ビリヤニ。インドのビリヤニとは違います。カレーっぽくない感覚。そして、スパイス激しくありません。とてもおだやかな日本の炊き込み御飯的なもの。
マトンの味が生かされた薄味。そして、お米も違います。粒がとっても小さいのです。
ビリヤニに使われているお米はこちら。chinigura rice。バングラディッシュ産の香り米です。
「このお米はバングラデッシュだけ。chiniは砂糖の意味。砂糖みたいに米の粒が小さいから」とのこと。
なるほど、インド料理屋さんで食べてきたバスマティライスとは確かに違います。日本で買うと1キロ1400円だそうです。現地で買うと100円ちょっととのこと。
そういえば、バングラデッシュは世界で一番米を食べる国。1日あたり400gほどの米を消費しているそう。日本の約4倍。
お米、パラパラで軽いです。もたれる感じがない。
みんな美味しそうに黙々と並んで食べています。カウンター1列5席のみ、それぞれがカレーに向き合い集中しております。
錦糸町のアジアで、黙々と食べるカレー。
スルタンさんとの会話とお土産選びに時間を要し、気づけば最後に。
何だかとても居心地のいいお店です。
「夜は、魚、肉、野菜、豆のカレー、いろいろついてるよ。毎日違うメニューだから。また夜も来てね」と背中を押されました。
テレビにも3回でて、雑誌に取り上げられること10数回だそうです。
でも飾り気が無くて、バングラディッシュを地を行くお店。
見知らぬ海外の土地で親切にしてもらったら嬉しかった。そんな温かな気持ちでお店を後にしました。
また夜に伺います。錦糸町のバングラディッシュ。営業時間平日20時〜28時。ランチは土日のみ。
お店で買ったもの
・スパイス(300円)
チキンカレーに入っているそうです。
・スナック菓子(300円)
どこかでお見かけしたような…
(引用:ポテトチップス うすしお味 | ポテトチップス | カルビー株式会社)
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