新潟市の古町で美味しい和食のお店に出会いました。
割烹はりま屋さんです。
村上出身のお二人の板前さんが地のものを使った料理を出してくれます。
はりま屋
新潟駅からはやや距離がありますが、有名な繁華街である古町。古町通9番町にある、はりま屋さんは、お店を構えて36年の老舗の割烹。
地元の方からご紹介頂きました。新潟の美味しいものが食べたいなら、ここと。それでインターネットで情報を調べたのですが、あまりでてきません。食べログもあまり情報がない。地元の人に愛されるいいお店だろうということで楽しみに向かいました。
最近地方に行くと、食べログにあまり情報が乗っていないほうが、良い店が多いなという感じになってきました。
扉を開けると、元気よくお二人の板前さんが挨拶してくださいます。どちらでもどうぞということで、カウンターに座りました。
まずは、生ビールを頂きます。
はりま屋さんのお料理
さて、メニューを眺めます。お品書きには、それほど詳しく情報はなく、基本的におまかせで良いものをコースで出していただく形です。お値段ごとに4000円から1000円刻みであります。
今回は、美味しいものを出してくださいという、特にお値段を伝えずにおまかせでお願いしました。
まず出していただいたのは、佐渡産のもずく。沖縄のもずくと違ってシャキシャキとした食感。岩もずくというそうです。これはさっぱりと歯ごたえを楽しみます。
次に出していただいたのは鮭の焼き漬け。
鮭を焼いてたれに漬ける、村上市の名物料理。板前さんのご出身が村上だそうです。
鮭がどの川で取れたかだけでなく、川を遡上してどこの場所で取れた鮭かにもこだわるぐらい、村上では鮭をよく食べ、愛しているそうです。
この焼き漬けは、お酒のおつまみにもご飯のおかずにも合う優れもの。ふっくらとした食感がいい。
以前、塩引き鮭の酒浸しを記事にしましたが、いつか、村上にもいかねば。
お刺身が出ました。お刺身は、あら、甘エビ、赤いか、鮪、つぶ貝。
あらは、クエだと思っていたのですが、ハタ科アラ族アラ属のあらと言うもので、クエとは別の種類だそうです。見た目はどちらかと言えば、スズキにちかい。味はあっさりとしていて、旨味がきちんとある、面白い白身です。わさびもおろしたてが、うれしいです。カウンターは料理人の仕事が見られるので、楽しい。
アサリの酒蒸し。粒の大きなアサリで食べごたえがあります。そして、スープが美味しい。
村上のお酒〆張鶴と佐渡の金鶴、そして新潟の鶴の友の飲み比べセット。
どれも純米吟醸酒、素晴らしいお酒でした。
お酒に合うおつまみとして、アワビの塩辛を出してもらいました。醤油をいれるのが美味しさの秘訣だそうです。鮑の肝のパンチの有る海の味に日本酒が進みます。
なすの浅漬。アワビのガツンとした旨味が、なすの浅漬で洗われます。こういうのが食べたかったというタイミングで、出していただけました。
新潟はなすが20種類ぐらいあるんだそうです。なす大国。
かなり浅い浸かり具合の浅漬のなすですので、素材そのもの。
真いかの煮付け。小さないかをごく繊細な火入れをしており、すごく柔らかいです。
これも日本酒が進みます。
稚鮎の煮浸し。
頭から尻尾まですべて食べられます。はらわたのほろ苦さがたまりません。
季節が変わったらまた来たいお店
新潟に来る機会が次にあったときに、新潟の美味しいものを食べるなら、ここに寄ろうと思います。また、新潟に行く予定のある友人から尋ねられたらここをおすすめしようと思います。
時期ごとにお二人の板前さんが美味しいものを見繕って出してくれるので、季節の味わいを楽しめるでしょう。
新潟で美味しいものを食べるならと、地元の人に紹介してもらったのですが、こちらに伺ってよかったです。食べログにもあまり情報がないので、観光客もあまりいないようです。ゆっくりと美味しいものを食べたいときに最適。いいお店と出会いました。
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