くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

素朴な味わい 三條若狭屋の祇園ちご餅(京都府京都市)

三條若狭屋の名物、ちご餅。白味噌を甘く炊いたものを求肥で包み、氷餅をまぶし竹串にさし、三本を1包みした祇園祭に伝わるお菓子です。

三條若狭屋

 

パッケージ

祇園ちご餅のパッケージは、写真の様な形。三角形にちご餅の短冊がついており、ユニークな包装がされています。一包388円です。

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中には3本のお餅が入っています。竹の皮のように見えますが、銀紙に包まれていました。

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味わい

ちご餅は、祇園祭で昔食べられた餅から作られたものなのだとか。

昔祇園祭には、6月1日に社参といい稚児の御位貰い儀の行列があり八坂神社の帰り楼門の茶店で稚児が一同に味噌だれをつけた餅と飲み物を振舞いました。そのちご餅が厄を除き福を招くと伝われ洛中の評判になりました。
大正初期、お稚児さんのお世話をしていた二代目主人如泉が忘れられていた餅の事を知り、それに創意工夫をし京菓子として祇園ちご餅を創作しました。

(三條若狭屋ホームページより)

一包のパッケージには3本のちご餅が入っています。餅は一つ一つ紙に包まれています。

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棒に刺さった求肥の中には甘く焚いた白味噌が入っています。

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白味噌の甘さ、求肥の弾力、表面には氷餅がつけられていて、これがシャリシャリとした歯ごたえを与えています。氷餅とは、餅を凍らせて乾燥させたもの。派手さはないですが、しみじみとした味わい。お菓子が全面的な主張がないので、お茶とともにのんびりと気張らず食べられるものでしょう。日持ちも1週間と長いので、手土産にも最適です。

 

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