3日目(12月31日)広州から香港への移動と心踊る1年半ぶりの潮州料理
1日目。
2日目の続き。
広州での初飲茶を朝から体験
今日は12時台の列車で香港へ移動する日です。広州での食事の回数も残す所わずか。そういえば広州に来て飲茶を食べていなかった。ということで、朝か昼兼用の食事として、近くへ飲茶を食べに行きました。
ホテルから歩いて10分ほどのお店へ。40階にあるこちら、景色がとても良く広々とした空間です。
何にしようかと悩みながら、6品を注文。エビシュウマイ。ナッツ入りの点心。蒸しカステラ。春巻き。マンゴータピオカ。
お茶は鉄観音を注文しました。たっぷりとしたポットに注がれており、ティーカップで優雅にいただきます。
エビシュウマイにはセロリのアクセント。薄めの味つけです。ピーナッツ入りの点心は甘辛く八角の味もする珍しい組み合わせ。
春巻きはすり身と豚挽き肉の中に数種類の野菜が刻まれているスタイル。なるほどこんな春巻きもあるのかと初めての食感を楽しみました。
デザートは蒸しカステラ。滑らかで口溶けが良いもそもそしないカステラ。あたたかいカステラをちぎりながらゆっくりとお茶をすすりました。
またもや残った飲茶は持ち帰り、冷凍庫へ。帰国後の楽しみです。
広州から香港へ移動(特急列車で約2時間)
さて、出発1時間前に着いた広州東駅。構内をうろうろして、過ごします。
出国手続きが済んだら、車内へ。
なんと食堂車付きで、楽しそう。
あっという間に満席でしたが、次回は是非食堂車をという野望が湧きます。食堂車内は厨房があり、ガラス張りで調理風景が見えます。新鮮な野菜を使っていて、できた料理も美味しそう。下車の数十分前にまた見学に行くと、乗務員の賄い中でした。立ち食い形式ながら、楽しそうなリラックス風景でした。
途中、昨日買った中国焼き芋をおやつにいただきました。
おじさんの焼き芋。100円。
みなが思い思いに大きな声でおしゃべりして、食べて、子供たちもはしゃいで、泣いて。誰もが遠慮することなく乗車しているこの電車。活気を感じながら、その中ですやすや眠りました。
2時間の道のり、寝ていたらあっという間に到着。
到着時刻に近づいたら、早めに降りる支度をします。途中で見た亜熱帯らしいバナナの木や畑の風景、牛はとても印象的でした。
香港ではオクトパスカードを買おう(時間節約にオススメです)
ホンハム駅ではすぐにオクトパスカードを購入(日本のスイカ同様です)振り返れば、香港の交通手段、すべてこのカード一つで賄いました。
小銭を準備する必要がなく、結果時間の節約になります。限られた旅行の時間を有効に使える便利なカードです。
さて、ホンハム駅からホテルへ向かいます。
オゾホテルへ
ホテルは、香港島側に。湾仔(ワンチャイ)のオゾホテル。
2日間滞在して、立地の良さを感じます。前回は九龍島側に宿泊したため、今回は香港島側にということで選択しました。
トラムにもバスにも、地下鉄にも乗りやすく近くには香港公園や買い物エリアも多く歩いて廻るのにもいい場所です。
部屋はコンパクトにまとめてありました。
室内スリッパがないことに気づいたのは、部屋に入って靴を脱いですぐのことでした。
翌朝、雑誌でスリッパを作ったのは過去の記事に掲載しました。
不快を快にする、ささいなことですが、普段は思いつかないようなアイディアがひらめくものです。
香港公園を散歩。茶具文物館訪問
友人と待ち合わせていましたので、金鐘駅へ歩いて向かいます。待ち合わせ後、香港公園内の茶藝博物館へ。
香港公園内は熱帯の植物がたくさんでアップダウンのある公園。
友人も公園がこんなにアップダウンが激しいなんてさすが香港と思ったよと。
日本の公園が平坦な敷地に広々と作られていることを実感したと言います。
植物が生い茂り、そのビルの間からはそびえ立つビル群。本当にさすが香港です。夜も朝もとても気持ちがいい散歩コースになります。
さて、茶具文物館横には茶館もあり、そこでお茶の予定でしたがセミナーがあり、残念ながら入ることができず。
館内のみを見学して、近くのマリオットホテルでティータイムとなりました。
茶具文物館は無料で入れます。1840年頃に建てられたという古い洋館の雰囲気を楽しみながら、茶器の数々と中国茶の歴史に触れることができる場所です。
香港のホテルロビーでアフタヌーンティー
さて、ロビーでティータイムとなりました。
さすが香港、中国茶のメニューも豊富です。
菊花茶を選択しました。ハーブティーのような清涼感。気に入りました。
この後夕食を控えていたためアフタヌーンティーセット1つを友人が選択してくれました。初のセットにどんなものか楽しみです。
優雅に生演奏が聞こえるロビーで、わいわいと広州の旅のこと、香港での暮らしのこと、来年の旅のことなど次々におしゃべりが続きます。中国茶にお湯を足してもらいながら。中国茶は長くゆっくりとくつろぐ時間にもってこいの飲み物だと実感です。
時間が経っても味に激しい変化がなくさっぱりと飲める。楽しい時間はあっという間。
友人からは好みのツボを得たお土産セットを頂きました。前回頂いた乾麺、漢方茶、パイナップルケーキ、タイカレーの素、自分の嗜好を広げてくれるものばかりで感謝感謝です。
2階建てバスの2階先頭が面白い!
さて、食事後バスに乗って今回の香港旅行の楽しみの一つ「創發」を再訪です。友人からバスの乗り方を伝授してもらい、バス停で待ちます。101のバス停車口に陣取り、
「バスが来たら手を上げて乗りますアピールをするんだよ。そうしないと彼ら過ぎていっちゃうからね」と言われていたので、その通り101のバスを発見したらすぐに手を上げて乗り込みました。
2階建てバスのおすすめ席はもちろん2階とのことで、2階にたたっと上がり、先頭席を陣取ります。上から見下ろす街並みとバス運転手さんの見事なドライブテクニック。隙間を縫うようにビュンビュン走る。
そのスピードと、ひやっとする瞬間があったりととてもスリリング。街並み、行列のできている店、人の様子などを見下ろしながら走る香港の街。飽きることなく20分の乗車を終えました。
その後、今回の旅ではバスを頻繁に利用しました。だいたい4.5HKD(約80円)で乗車できるのでとても安く、運行も頻繁なので待ち時間も気になりません。
地下鉄、バス、トラム、様々な乗り物を選択して楽しみます。
潮州料理屋「創發」を再訪。食べるエネルギーが培われたお店。
さて、九龍城エリアの創發へ到着。やはり香港島の中心地から離れたこの辺りは昔の趣が残っています。
潮州料理の「創發」へ。
満席かもしれないと覚悟の上でしたが、ちょうど席が空いたタイミングでの入店。しかも思いがけず1年半前と同じ席で、嬉しくなります。
活気があって、皆が食べることに夢中になっている店内。胃袋が活発に動き出すような店の空気に、食べるエネルギーが湧いてきます。
いいお店だなあとつくづく思います。
お店の方々も、言葉はわからないけれど表情でわかる親切さで、家でご飯を食べているようなそんな懐かしい気持になります。
長年築き上げられてきた空気感。
もちろん料理はどれも美味しかった。
お通し。
食前にお茶も到着。あつあつでおいしい。苦味ですっきり。
今回も普寧豆腐を注文。
普寧豆腐を作りたい。どうしたらできるのか。ヒントは豆腐を塩水に浸けておく、水切りをすることにありそうです。
日本でチャレンジしたいことの一つに上がりました。(帰国後チャレンジしましたのでその写真)
その他に豆苗。日本の豆苗とは違います。
生きたシャコを丸揚げ。
卵と干し蝦、豚肉、ネギのオムレツ。
ここでもお粥を注文しました。潮州粥は米粒がぷっくりと膨らんでいます。箸で食べるお粥。さらさら、もぐもぐと食べるお粥の不思議。ここでもお粥のバリエーションを味わいました。
テーブルのあちらこちらの料理が気になり、また次来るときは何を頼もうか。
工夫茶を飲んで考えます。苦味と甘みのあるお茶に口をさっぱりさせて、活気のある店内を後にしました。
帰りもバスで、びゅんびゅん走るスリリングさを味わいました。街を上から眺められるので、どのお店が流行っているか、行列ができているか、面白いものはないかなどチェックしながら30分の乗車はあっという間です。
お腹いっぱいになって本日も就寝。すっかり馴染んだ手作りスリッパを脱いで、おやすみなさい。
4日目に続きます。
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