「すでに持っているもの」に目を向け、それをうまく活用することでもっと成果が出せるし、幸せになれる。
『ストレッチ』という本のメッセージです。
- 作者: スコット・ソネンシェイン,Scott Sonenshein,三木俊哉
- 出版社/メーカー: 海と月社
- 発売日: 2018/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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新たに何かをいかに獲得するかには注目しがちです。誰かが家を買った、車を買った、そうすると自分もほしいと思うことがあります。いかに獲得するかに注目することを本書では「チェイシング」と命名しています。でも、今あるものを、いかにうまく使うかについてはあまり意識がいっていない場合が多いのではないでしょうか。本書の「ストレッチ」ということばは、リソース(ヒト・モノ・カネ、情報、時間などのさまざまな資源)は得るだけでは、駄目でうまく活用して、そのポテンシャルを引き出してあげることが大切だということを改めて気付かされました。
豊富なリソース=優れた成果
という図式が一般常識です。
でも、そうではないのです。必要のないリソースを追い求め過ぎると、すでに手元にあるリソースのポテンシャルを見逃してしまうことになってしまうのです。
私たちは「すでにあるもの」だけでもっと成果を上げ、もっと強い組織を築き、もっと仕事を楽しみ、もっと大きな幸福を手にできる。「ストレッチ」とは、これを実現するための考え方であり、技能であり、ワークスタイルである。
リソースの優れた活用=優れた成果
という図式にマインドセットを変えると、成果とともに幸福にもなれることを様々な事例、心理学の研究結果から明らかにした本書。久々に、いい本に出会いました。
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