くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

今あるものを活用する「ストレッチ」の具体的な方法

最近、面白いと思って読んだ『ストレッチ少ないリソースで思わぬ成果を出す方』

 

抽象度がやや高い議論の中で、具体的なアドバイスにも触れられています。

「ストレッチ」は筋肉と一緒で、トレーニングで鍛えられるものです。

(ストレッチは文字通りの筋肉のストレッチではなく、資源を活用して成果を出すことを指します。) 

 

1. きっぱりノーという 

豊富なリソースに、ノーという。ものを追い求めるのではなく、むしろ制約を課すことでより創造的な活用法ができる。

 

2. 「眠れる森の美女」を探す

目覚めの時を待っている、眠れる資源があることを信じ、探す。

 

3. 探検に出る

毎週数時間でいいのでいつもと違うことをする。経験の幅が広げられる。

 

4. 集中しない

ときどきはやさしいと思える仕事をして休息を入れると新しい用途、活用方法を思いつくことがある

 

5. 新しい隣人を選ぶ

周りにストレッチャーがいるととても参考になる。引っ越すまで必要はないが、尊敬できるストレッチャーを見つけ、月に1時間その人と過ごす。

 

6. 毎日感謝する

現状のあるもの(リソース)に感謝すると、必要ないものをほしいと思いかけてもとどまれる。あるものを活用するきっかけになる。

 

7. クローゼットの中身を総点検する

今あるものを確認して使えていないものがないかをチェックする。著者は、豊富なエピソードをファイルに集め、月に一度は読んでどこかの章で使えないかを確認していた。

 

8. 「事後の計画」を立てる

行動したあとに計画を立てる。行動を記録する。それが「事後の計画」になる。それを評価して、通常の「事前の計画」と比較することで、どんな新しい学びがあったか考える。

 

9. 後列をランダムにする

チェスの後列をランダムにすると予測不可能な変化が生まれる。同じように自分自身が自動操縦になっていると感じたら、いつもと違うチームで、部屋で仕事をする。

 

10. 「半年の計」を立てる

意を新たにするのは新年だけである必要はない。半年に一度でも決意をチェックすると、新しい発見がある。

 

 11. 分解する

リソースを小さな構成要素に分解すると新しい使い方が見えてくる。

 

12. ごみに宝を見出す

ゴミと思えるものの中に使われていない宝がある。「日記」をつけ、その日の出来事、体験をリストアップして、思わぬメリットを探すと新しい気づきがある。

 

本書ではこれらの具体的方法が、わかりやすいエピソードと共に紹介されています。おすすめです。

 

ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法

ストレッチ 少ないリソースで思わぬ成果を出す方法

  • 作者: スコット・ソネンシェイン,Scott Sonenshein,三木俊哉
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2018/04/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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