現代はすぐに他人と繋がれる手段にあふれています。 メール、電話、Facebook、LineなどICTテクノロジーの発展とともに、どこにいてもすぐに連絡が取れて繋がれる時代です。
そんな時代だからこそ、こういったテクノロジーを禁欲的に使わないことで簡単には連絡を取れないようにする利点もあると思います。
Facebookは、緩やかな範囲の知人の情報を得たり、連絡を取り合ったりするのことが簡単にできます。Facebookから距離を置けば、Facebookだけでつながっている知り合いの日常は知ることができないし、簡単に連絡が取れなくなります。そうするとどうなるでしょうか。簡単に連絡が取れなくなるからこそ、本当に会いたいとどちらかが思わなければ会えないのですが、でももし次にアクションを取って会うのであれば、それだけ本気度が高いことがわかります。しかも、お互いの日常の情報は交換していないので、あったときの情報交換をする楽しみがあります。
Lineは手軽に連絡をとりあうことができます。でも、その利便性がむしろ自分の時間を奪っていくのです。複数の人と簡単に繋がれるということは、やり取りの時間を使うということ。しかも、即時コミュニケーションを求められるので、これも厄介。Lineを使わなければ、限られた人と必要最低限の連絡だけですみます。
携帯電話やメールも現代にとっては必要不可欠。限られた人にしか連絡先の交換はしないことで、連絡のための時間を節約できます。
自分が誰かに会いたいと思えば、様々な手段を使って会いに行くし、他人が自分に会いたいと思えば同じように何らかの方法を使って会いに来るでしょう。手軽に連絡が取れないからこそ、連絡や出会いの価値が増しますし、自分の時間を大切に使うことができるのです。
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