くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

開化亭(岐阜県岐阜市)

随分前から岐阜市にわざわざ訪れたい中華料理屋さんがあることを聞いていました。

最近、このお店のご主人は今は銀座・新富町でFurutaというお店を出し、息子さんが岐阜のお店を継いで頑張っているということを知りました。

時間ができ、岐阜に行く目的の一つに、この「開化亭」で中華料理を食べるということにしました。

 

開化亭は、岐阜市役所の眼の前にあります。

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今回は、料理を作っている姿を見ながらいただきたいと思い、カウンターでいただきました。事前に1万円のコースを予約しています。

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ビールはキリンとアサヒ。アサヒとキリンだと、キリンを頼みます。

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プーアル茶もいただきます。

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まず最初に出てきたのは、ホタテとうにの揚げ餃子。

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中のスープがあふれるので一口でと言われましたが、中身がどうなっているか確かめたく、慎重に半分にかじりました。半分ほどにカットしたホタテとその上にうにが乗っています。

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ビールの次は、紹興酒5年。複数の年代を取り揃えています。

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鱈の白子の山椒がけです。黒いお福豆のようなものは唐辛子。揚げ焼きをする際に一緒に焼かれた唐辛子で、少しかじるとぱりぱりで辛味をすぐには感じないのですが、じんわりと辛さがおってきます。

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パリパリの表面で中がとろっとした白子。表面には山椒の粉がかかっていて、しびれます。

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次に出てきたのは、トマトと春雨のサラダ。愛知県の加藤農園のトマトとのこと、非常に甘いトマトが冷たさをまとって、先程の山椒のしびれをほぐしていくようです。

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紹興酒の年代違いを飲んでみたく、10年ものも頼んでみました。10年のほうが色が濃いのですぐに分かります。違いは、10年のほうがアルコール臭さがなく、まろやかな味わいで、コクも強いです。

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蒸し鮑です。アワビの肝、チンゲン菜のソースがかかっています。花巻をソースにつけてとのこと。

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アワビは柔らかく、そして、じんわりとした美味しさ。ソースの風味がまたいいです。

そしてなにより、美味しかったのが花巻。ふわふわとした食感と、ほのかな甘さ、少し冷めても美味しさそのまま。この花巻が絶品でした。

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続いて、フカヒレのステーキです。

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上湯がまさに上品で、この上湯の旨さをまとったフカヒレのシャクシャクとした歯ごたえがまたいいですね。

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伊豆のキンメダイです。

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少し甘めのソースがかかっています。

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レアに揚げてあります。

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牛ヒレ肉。金針菜が添えられています。

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こちらも少し甘めのソースです。

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最後は食事。担々麺、かにチャーハン、ネギそば、麻婆豆腐ご飯から選べます。2名で行ったので、それぞれ、担々麺とかにチャーハンを注文しました。

 

担々麺は、少し大きめのお椀によそられて出てまいりました。

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肉味噌、もやしがトッピング。細麺です。味は醤油ベースで、ごまの風味も良いです。

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中華鍋での調理の様子を眺めていたチャーハンは、パラパラの食感が食欲をそそります。

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茶色に炒められたチャーハンの具材はカニ、ネギ、卵。これは絶品、だいぶ満腹でしたが、最後の食事に最適な量と味わいでした。

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凍頂烏龍茶のシャーベットは、甘さがなく口の中がさっぱりします。大変良かった。

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最後に杏仁豆腐です。

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 調理の様子を眺めつつ、食事をいただくのはとても楽しいですね。次に何が出てくるのか、次の調理は自分のものなのかななど、ワクワクしながら待つ楽しみがありました。

お腹いっぱいで、大満足してホテルに戻りました。


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