本を読むときに、どんな本を読んだらいいかと聞かれたら、迷いなく古典と答えます。
学校教育の国語で扱う、古典といえば、日本の古文、枕草子や平家物語など、日本の古典を指すことが多いです。
でも世界には、様々な古典があり、また、古典と言ってもその古さにも様々なタイプがあります。
古典をもっと広く捉えると、良いものとして読みつがれたものとして広く定義するのが良いでしょう。時代の古さだけではなく、良いものとして読みつがれたということが重要です。
例えば、この本。
Exit, Voice, and Loyalty: Responses to Decline in Firms, Organizations, and States
- 作者: Albert O. Hirschman
- 出版社/メーカー: Harvard University Press
- 発売日: 1972/02/01
- メディア: ペーパーバック
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1970年に出版されて、約50年未だに読まれる本の一つ。離脱と発言、そして忠誠という3つの行動で、様々な現象のダイナミクスを分析できるという考えがとてもおもしろい一冊なのです。