人とどのように接したら良いか。素直に接していると、「いい人である」という形から離れてしまうということが多いようです。
欧米の人たちと接すると「いい人である」という価値観が共有されています。弱い人は助け、新参者にも優しくし、困っている人になにかできることがあるかと話しかけてきます。
「いい人である」というのが、一つの人間としての資質のように捉えられていると感じます。
日本人は、「いい人である」というと、他人に流されるというようなイメージがあるのですが、逆です。「いい人である」というのは、自分を強く持っている。強い自分があるので、他人に優しくする。そして、優しくするが故に、好かれるというキャラクターのことを指しています。
他人に手を差し伸べる。これができるためには、気持ちの余裕がなければならないのです。そのために、自分が強くならなければならない。優しさだけではないのです。