本田宗一郎は、一代で本田技研工業を築き上げた、日本を代表する起業家。世界のホンダは、本田宗一郎というカリスマが作り上げたと言っても過言ではありません。
『本田宗一郎 やってみもせんで、何がわかる』を読んで面白かったのは、とにかく時間を有効に使う=酷使するということ。
「時間を酷使して使う」という、本田の考え方は、まさに人の一生でこれだけ大きなことを成し遂げた人の特徴だと思います。
本田がすごいのは、従業員である仲間にもこの考えで仕事をさせていたということ。人間が一人でできることには限りがあります。でも、多数の人が、時間を酷使して価値ある活動に取り組む。求心力として、本田が多くの人を惹きつけた。これが本田の一代で本田技研工業を大きくできた要因なのでしょう。
読書が面白いのは、他人の人生のエッセンスを短時間で知ることができること。今回この本は、さっと読むのは難しいですが、なぜここまでのことを成し遂げることができたか、読み解くことができる良い本だと感じました。
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本田宗一郎―やってみもせんで、何がわかる (ミネルヴァ日本評伝選)
- 作者: 伊丹敬之
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 単行本
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