小山薫堂さんが、おすすめしていてずっと気になっていた奴寿司。いよいよ、行く機会ができました。
ランチのメニューは、おまかせ12貫の6000円のみ。息子さんたちが熊本市内でお店を出してから、お昼、夜ともにおまかせ一本に絞ったようです。
迷わないので、これはこれでよい。
今回はテーブル席。3貫ずつ、2人前を一つの皿に載せられてでてきます。
まずは、タイ、うに、イカ。
どれも味をつけて提供されるので、テーブルには醤油はありません。
タイ。桜塩を添えて。鮮度が良いタイで、ものすごい歯ごたえ。そして、塩味とタイの薄味がまた良い。
うに、この時期はムラサキウニでしょうか。とろける甘さ。
イカ。種類は聞いていないのですが、おそらくアオリイカ。イカをさいの目に切って、いるのが初めての食感。とろっと柔らか。
二皿目。サバ、石鯛、コハダ。
鯖の棒ずし。柚子胡椒がさっぱりと。そして、脂の乗ったサバと海苔がたまりません。
石鯛。薄味で漬けてあり、とろっとした食感。石鯛の臭みがありません。
コハダ。さっぱりとした酢加減。
三皿目。トロ、石鯛、エビ。
トロは炙ってあります。とろりとした食感。
石鯛、にんにくの風味が旨味を増幅します。
エビ。このような形の握りは初めて食べました。中はレア、エビ表面が赤くきれいです。
4皿目。タチウオ、カンパチ。
炙ってあるタチウオはものすごい分厚さ。コリコリとした食感があり、旨味十分。
カンパチ。炙り。中にニンニクチップが入っていて、こってりとした旨さ。
最後は、トロすき身。のりを巻いていただきます。
デザートは、3種類。いちごのアイスクリームを選びました。いちごそのものといったアイス。
奴寿司、驚くほど、薬味使いが楽しい。醤油だけだと、空きてくるところをいろいろな薬味で変化球。カウンターでなくても、皿に載せられて待つのも楽しい。幸せなひととき。