「それでは、大切な秘密を教えてあげよう。
とても簡単なことさ。
それはね、ものごとはハートで見なくちゃいけない、っていうことなんだ。
大切なことは、目に見えないからね」
サン=テグジュペリの「星の王子さま」に出てくる言葉です。
「星の王子さま」では、バラと過ごした時間は目に見えないけれど、それが実はとても大切なものであったという意味合いで出てきます。
この解釈はいろいろできうるのですが、私はこのように理解しています。
目に見える=表面的なこと
と捉えると、五感で感じることができることは、実はまだ大切なことを捉えきれていない可能性があるということです。
ハートで見る=深く総合的に考える
と捉えると、一つ一つの感じられることをつなぎ合わせて、総合的に考えること、様々な感覚を統合すること、それによって到達できる深い理解がハートで見るということなのではないかと理解しています。
この言葉を生活に取り入れると、 明らかに見えていることは表面的なもので、深く総合的に考えるともっと大切なことが見えてくるのではという、着眼点を深掘りしなければと気をつけさせるような教訓を教えてくれています。
「星の王子さま」はほかにも色々な名言が出てきますが、解釈余地が広いので多くの人に読まれているのだと思います。子供向けに書かれているのですが、実は大人のための本でもあるのです。
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,内藤濯
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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