「家にあるもので作る」。そんなときに、さっと出来て、じっくり味わえる。その代表格は、ご飯に具沢山のお味噌汁です。外食では出会えないであろうご馳走だと思っています。
寒い日に、家の中で土鍋で作るお味噌汁を添えて、炊きたてのご飯を静かに食べていると、ほっと落ち着きます。
今回のメニューは、「もちきびご飯」と「鯖缶のつみれ汁」です。
もちきびご飯
もちきびは、長野県へりんご狩りに行った際に購入しました。
松本の道の駅にはいつも数カ所立ち寄るのですが、今まで気づかなかったもちきびの存在。
写真はすでに1.5合くらい使用した後なので、減っていますが、この量で500円で…と思うほどたっぷり入っていました。
もちきびの割合
もちきびの割合は、白米1.5合にもちきび0.5合です。水加減は2合の目盛りより少し少なめで炊きました。
※もちきびはつぶが細かいので、茶こしのような網目が細かいザルで洗って入れます。
独特のもちもち食感と甘みとコク
白いご飯に入れて炊くと、独特のもちもち食感がたまりません。そして黄色いツヤツヤしたご飯の甘い香りに誘われて、ついつい杓文字から炊き立てをつまみ食い。
梅干しや漬物を合わせるよりも、相性がいいのは「塩」だけかもしれません。甘みとコクがました、ご飯のほのかな味を楽しみます。
鯖缶のつみれ汁
しっかりしたお味噌汁を合わせたかったので、鯖缶で作ってみました。初実験です。
結果は、加熱加工済みの魚なので、たんぱく質がすでに凝固している。それをつみれにして片栗粉で無理に固めるという、つみれの作り方なので食感が「ふんわり」ではなく「もっちり」。めずらしい食感となりました。
でも食べ進めていくうちになかなか美味しい。野外で調理をして食べているときのような気持ちになってきました。
つみれにしたことで、食べ応えも増します。
それにしても、鯖の出汁はすごい。旨味溢れる汁物になりました。
土井善晴さん的「お味噌汁」の考え
暮らしの手帖で土井善晴さんの「お味噌汁」についての記事があります。
暮しの手帖社 | 暮しの手帖83号「土井善晴さん『汁飯香』のお話」
雑誌の記事には土井さんの自由なお味噌汁ライフの写真が掲載されていました。どんなものでも具材になる。そして具沢山が美味しい。家庭で作る自由さと伸びやかさが溢れていました。 同じような考えを少し応用して、土鍋を使ってやるととても豪華な食卓になることがわかりました。
一飯一土鍋汁のすすめ
ほかほかご飯に、土鍋で具沢山のお味噌汁。この2品でゆっくりとした食事の時間が進みます。
おかずがたくさん並ぶ食卓も嬉しいけれど、音のない静かなテーブルで、もくもくとそしてゆっくりとご飯に向かう時間もいいものです。
そして、土鍋を使うので、冷めたらまた温め直すことが簡単にできます。食卓で汁をよそう行為も楽しいです。
素朴なものこそ美味しい。
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