くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

熊本の郷土菓子 いきなり団子の作り方

食べてびっくりの熊本名物、「いきなり団子」を作りました。

もっちりとした食感の皮に包まれたほくほくのさつまいも。そして甘いあんこと皮に残る塩気が絶妙のおやつです。昔から母がよく作ってくれたレシピを思い出して。

小麦粉とあんことさつまいもで気軽にできるのに、食べた相手からはその何倍にも驚きが返ってくるおやつです。

凝ったお菓子もいいけれど、贈った方ももらった方も気を使わない、飾らないそんなおやつを贈り物にいかがでしょうか。

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いきなり団子とは

輪切りにしたサツマイモと餡を餅、または小麦粉を練って平たく伸ばした生地で包み、蒸した熊本の郷土菓子です。

名称の由来

短時間で「いきなり」作れるという意味と、来客がいきなり来てもいきなり出せる菓子という意味と、生の芋を調理する「生き成り」(いきなり)という語句の意味が重なっていると言われる。
別の言われとして、熊本の一部地域では今でも片付けが苦手な人を「いきなりな人」と言い、そこから転じて「いきなり」とは「ざっとしている」ことを意味し、ざっと作れる菓子との説もある。また、「いきなり」とは地元の古い方言で「簡単」という意味があり、「いきなり団子」とは「簡単に作れる団子」の意ともされる。(ウィキペディアより)

いきなり団子は食感も味もバリエーションあり

いきなり団子と一口に言っても実は、家庭そしてお店によって様々な個性があります。

どれか一つを食べて「これがいきなり団子」と思ってはいけません。

 

例えば、皮には

・皮が饅頭の皮のようなふかふかタイプ

・米粉が入ったもっちりタイプ

・でんぷんが入ったもちもちタイプ

・塩気が効いたもの

・皮に砂糖で甘みを加えたもの

・餅でくるんだもの

 

 

例えば、あんこは

・こしあん

・つぶあん

・あんこ無し

・芋を潰して甘みを加えたもの

 

 

いきなり団子といっても、これだけのバリエーションがあるのです。

今回は母がよく作ってくれた「皮がもちもちで、塩気があり、つぶあん」で作るいきなり団子です。

 

材料

※(20個分)芋の大きさによって異なります、目安に

小麦粉 100グラム

すいとん粉 200g

さつまいも 大2本

市販のつぶあん 150g

塩 小さじ1

 

作り方

⑴ボールにすいとん粉と小麦粉を入れ、塩を加えてさっと混ぜる。水を少しずつ入れて混ぜ、全体をまとめる。生地の表面がなめらかになったら、ラップをかけて20~30分ねかせる。f:id:kurashi_chie:20161224131443j:plain

 

⑵さつまいもはよく洗い、厚さ1cmの輪切りにして皮をむく。

塩水にさらしておく。

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⑶さつまいもを水から上げて、水気を拭き取って並べる。並べたさつまいもの上にあんこを乗せていく。※

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※あんこを乗せすぎると包むときに苦労するので、控えめにのせました。

 

⑷ ⑴の生地を20等分にして丸め、手で直径10cmほどに丸くのばす。さつまいもとあんに生地をかぶせて包み、裏返して生地をつまんで閉じる。閉じ目を下にし、オーブン用シートにのせる。f:id:kurashi_chie:20161224131924j:plain

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⑸強火で蒸気が上がった蒸し器に並べて強火で20分蒸す。

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⑹竹串がすっと通れば出来上がり。

熱いうちにラップに包みます。

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※ラップで包んでおくことで皮のしっとり感が保たれます。またピタッとラップがくっつき、そのまま冷凍保存できるので便利です。たくさん作って食べたいときにレンジで温めて出来立てと同じ美味しさを味わえます。

 

 

いただきます

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ちょうど箱があったので、こんな風にして持ってゆきました。

「作ったの?」と大変喜んでいただきました。「翌朝もレンジで温めて朝ごはんに食べたよ」と聞いて嬉しかったこと。

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