1月の三連休、家族三世代で日間賀島へ。大人の修学旅行は「フグを食べる」「静かに海を眺める」それだけで、十分に鋭気を養えるいい旅でした。
愛知県のタコとフグで有名な日間賀島は、知多半島の先端師崎から船で10分。このアクセスの良さゆえか、フグコース付きの宿の料金がリーズナブルなためか、フェリーはお客さんでいっぱいでした。
10分の船旅でも遠くに来たような気持ちになります。
宿は「大海老」という西港から歩いてすぐの場所です。ちょうど夕方4時頃。日が落ち始めるころに部屋に入りました。7階の部屋の眺望は素晴らしい。
部屋に入るとすぐに伊勢海老がお出迎え。畳が綺麗です。
その後、部屋に入るたびにあれっ何か落ちていると畳のイラストに足を止めていました。
部屋は広々としています。畳の和室は落ち着きます。
電気ポットにお湯が沸いており、玄米茶で一服。
畳の縁のデザインも海の世界。楽しいです。
段々と日が落ちてきます。激しい風の音が聞こえます。外は寒い。
こんな状況の中、暖かい部屋の窓ガラス越しに、日がゆっくりと落ちていくのを目で追う。なんて贅沢なこと。
日が落ちたのを眺めて、さあお風呂に向かいます。6階の大浴場にゆっくりと浸かりました。
6時からの夕食です。個室にて宴会スタート。ふぐ尽くしのコース。
あれこれ品数と食材が出てくるのもいいですが、「ふぐのみ」この潔さとふぐだけに集中してもくもくと食べる。ぶれないメニューは大事だなと実感。
「ふぐを食べた」という満足感に一直線です。
まずは、にこごり、皮のポン酢あえ。
ふぐ刺し。ポン酢と薬味をたっぷりで。
皮と腹の身の部分もおいしい。
伊勢海老。ふぐコースの中にカーブ攻めもうれしいもの。頭は翌日のお味噌汁となって登場しました。
カーブその2。柔らかいタコです。ハサミで切っていただきます。なぜこんなに柔らかいのでしょうか。
ひれ酒登場。蓋を開けてすぐにマッチの火をかざし、アルコールを飛ばします。
何度目でもおいしいひれ酒。
あつあつの唐揚げ登場。揚げ物がいいアクセントになります。
おまちかねのふぐ鍋。コースの終わりが近づいています、名残惜しくもある瞬間。
部位によって食感が違う。つるつる、もちもち、ぺたぺた。スルスルとお腹におさまります。ポン酢最高。
最後は雑炊にて締め。ほんわりと卵とじ。
この後デーザートにみかんを一人一個。
ふぐを堪能したよるでした。
翌朝、気持ちよく目覚めました。胃に負担のかからないふぐ料理。すばらしい。
お風呂に入り、風の音を聞きながら朝の海を眺めます。8時からの朝食に向けてスタンバイ。
布団から、海の眺め。横になりながら海を眺める贅沢。
和の朝食でした。味の干物、茶碗蒸し、伊勢海老の味噌汁、しらすおろし、漬物、のりの佃煮、サラダ。
宿を出て、街を少し散歩。日間賀島らしい風景に出会います。
夕食時に出たタコは食べきれなかったので持ち帰りました。土鍋でタコ飯に。生姜と日本酒、あとはタコの塩気を生かします。
土鍋にセットして、火をつけます。
あつあつにゴマを振っていただきます。日間賀島を家でも堪能しました。
気に入っている知多半島のお菓子「波まくら」です。
シンプルな原材料、小包装、お値段700円(15個入り)、パッケージ、日持ち。
なかなかこのゾーンで満足するお土産は見つからないのですが、波まくらはすばらしい。隠れた銘菓と思っています。
包装紙を取ると、歴史ある出で立ちの箱が登場。
小包装で、ずれないようにパッキングしてある点も魅力。持ち運びにも便利です。
あっさりとした餡子に、ふんわりした餅の生地。甘さ控えめです。
日間賀島、大人の修学旅行にいかがでしょうか。大勢で行くと楽しいです。
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