論理は、接続表現に示されます。
論理に敏感になりたければ、接続表現に敏感になる必要があるのです。
接続表現は、7つ種類があります。
付加、理由、例示、転換、解説、帰結、補足
です。
まずは、3つを判断します。
付加・・・そして
転換・・・しかし
補足・・・ただし
主張の方向が変化しなければ、付加
主張の方向が変化し、変化した主張が言いたいことであれば、転換
主張の方向が変化し、変化した主張が副次的であれば、補足
になります。
理由、例示、解説、帰結は、前の文章とのつながりを見て判断します。
見るべき視点は、
(1)主張の方向を見定める
(2)主張の軽重を見積もる
(3)前後の関係を見る
ことで文章と文章のつながりを判断するのです。
この本には、それぞれの定義が細かく書いてあるわけではありません。
練習問題を通じて、文と文とのつながり=論理を理解・判断できるようにトレーニングができるのです。
すぐに読むのではなく、じっくり、鍛えながら読む、まさにトレーニングに最適な本です。
- 作者: 野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 産業図書
- 発売日: 2001/05/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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