弱火でコトコト。弱火で料理するとガラリと味と食感が変わる面白さ。
じっくり火を入れたら、驚くほど味が変わります。おもしろいなあ。弱火の実験におすすめなのが「卵」と「鶏肉」です。
料理するときに、味や素材には目が行きますが、実は火加減は味に重要な要素。
ゆっくり優しい火入れがこんなに味を変えることに驚きます。
今日ご紹介する料理は2つ。
・「スクランブルエッグ」
とろとろ濃厚でつやつや。卵の黄身の味がしっかりしています。
・「鳥手羽先の鍋」
ほろほろで、皮目がとろり。澄んだスープ。旨味抜群です。
とろとろ濃厚スクランブルエッグ
ポイントは火は料理が終わるまで、ずっと「ごく弱火」(鍋底に火がわずかに当たる位)です。仕上がるまで火力の調整は一切しません。じっと我慢。
フライパンに油を大さじ1入れる。
一番小さい火加減で油をじっくり温める。
フライパンが温まったら、溶き卵を流し入れる。
木のスプーンで火がまんべんなく通るように常にかき混ぜ続ける。
かき混ぜながら、ゆっくりゆっくり卵が凝固するのを待ちます。
好きな硬さになったら出来上がり。すこしゆるいかなと思うカスタードクリームほどの柔らかさがおすすめです。
食べてびっくり。とろとろオムレツの中身だけ食べているようななめらかさ。
そして卵の味がダイレクトに舌にまとわりつく濃厚さ。
醤油をちょびっと落としていただくと、これはもうみんな好きな味です。
生卵かけご飯よりも、この濃厚スクランブルエッグで卵丼をしたら・・・きっと美味しいことでしょう。
続いて
鳥手羽先の鍋
土鍋に昆布と水、日本酒を入れます。
その中に手羽先を入れて、蓋をあけたまま鍋底にわずかに火があたる弱火でコトコト。
2時間もすれば、ほろほろプルプルです。
味付けは塩麹で、キャベツをたっぷり入れて柚子胡椒で頂きます。
プルリン、しっとり、そしてキャベツが鳥のスープをすってツヤツヤ。
美味しい美味しいと手羽先があっと言う間になくなりました。
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