台湾の人和園雲南菜で食べた豆スープは驚きでした。スナップえんどうに、こんなに面白い食感が隠れていたとは。
この豆スープを自分で作ったら、思わぬ副産物までできました。
人和園雲南菜の豆のスープ
台湾の人気レストランである、人和園雲南菜。一番有名な「鶏油碗豆」(豆のスープ)は、一見グリーンピースに見えますがそうではありません。スナップえんどうのやわらかい小さな豆を使っています。プチプチとした若い独特の食感に驚きます。さやごと食べることばかりで、豆だけ取り出して味わうことはなかったので、こんなに面白い食感が隠れていたのかという驚きがありました。
スナップえんどうを皮と実に分けて食べよう
スナップえんどうの魅力は食感です。実は2つの個性の強い食感があります。
「①皮がシャキシャキ」、「②実がプチプチ」です。
普段は皮と実を同時に食べてしまうので、「②実がプチプチ」に気づくことがありません。しかし、冒頭で述べたよう人和園雲南菜で食べたスープを機に、この食感に出会いました。
スナップえんどうから生まれた鍋2種
今回、あの時のスープを思い出し、スナップえんどうの実を鍋に泳がせました。これで1種類のプチプチ鍋が完成。そして、さらにスナップえんどうの皮も鍋には美味しい具材という発見がありました。2種類目のシャキシャキ鍋の完成。どちらも甲乙つけがたい
1つ目:「実」を使ったプチプチ鍋(スープ:鶏)
・鶏のぶつ切りをコトコト煮込んでスープを作りました。
2つ目:「皮」を使ったシャキシャキ鍋(スープ:干椎茸と豚肉)
・サッと下茹でしたスナップえんどうの皮と豚肉をしゃぶしゃぶして、ポン酢でいただきます。皮は脇役ではありませんでした!
スナップえんどうの実は貴重
2袋のスナップえんどうを使いました。でも鍋に浮かべるとびっくり。
実はとても少ないのです。1人分作るにも、大量のスナップえんどうを剥く手間暇がかかっていることを知りました。そして、成長して少し大きな豆は下に沈んでしまうという発見もありました。成長した豆は食感はグリーンピースのようで、青臭さがあります。プチプチした食感もなくなってしまっているので、若いスナップえんどうのみを用いる必要がありそうです。
若い貴重なスナップえんどうだからこそ作れる一品がこの豆スープなのです。
鍋に浮かべたらこれだけでしたが…
もとはこんなにたくさん。
皮をむいて…
取り出した実はこれだけ。
皮も主役級のおいしさです
実に対して、皮が脇役に思えますが、今回は、この皮が美味しかった。2袋分の皮なのでたくさんの量になりました。でも、鍋に入れるとあっという間に完食。甘みと若い青さ、シャキシャキ食感が椎茸と豚肉によくあいます。
スナップえんどう、これからは分解していただくのも一手。
ちなみに実の鶏スープは最初に豆スープをいただき、次は白菜をたくさん入れました。
鶏のぶつ切りを使うと、スープに旨みがたっぷり。濃厚な鶏の味を吸い上げた白菜とほろほろの鶏肉はベストマッチです。
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