おいしいもの、歴史あるものが詰まった京都。 お店であちこち食べるのもいいけれど、普段暮らして食べるものを食べる。そんな旅をしよう。京都のものをお持ち帰りして食べる。生活で使うものを専門店で買ってみよう。そう思って出かけた2泊3日の旅。
初日の記事はこちら。
二日目の記事はこちら。
朝はふたばの葛餅を
夜に干した洗濯をたたんで、アイロンをかけて。旅で溜まった洗濯がなくなるとスッキリ。帰りが楽になります。京都のお日様をしっかりあびた洗濯物。
ゆっくりと朝を過ごし、朝は昨日ふたばで買った葛餅をチャージして、さあ出発。
再度、蒲田川魚店へ
まず向かう先は、蒲田川魚店。前日もこちらに向かったのですが、うなぎを買えず、だし巻き卵を買って帰りました。これが抜群に美味しい。主役の鰻はきっとおいしい。そんな期待が高まります。
こちらのお店のうなぎは、次回の宿題にしようと思っていたのですが、この際、行ってしまいます。
行く先は、北野。品川フードプールという場所で、てんぷら屋さん八百屋さん、肉屋さんと複数の店舗がある、その一番手前の通りに面したお店です。
朝からうなぎを焼いています。焼いていく先からどんどん売れていくので、昼にはなくなってしまうことも多いようです。
だし巻き卵もありました。このだし巻きがとても美味しかった。ふわふわではなく、しっかりしただし巻き。どうしてこんな風に美味しい弾力がでるのだろうと不思議です。
おかみさんの技でしょう。とても美味しそうに並べられています。そして間違いない美味しさ。280円、とても良心的なお値段でありがたい。
ご家族でやられているようです。炭火で焼いただけの関西流のうなぎ。美味しそうな匂いが辺りに漂っています。そして、次々にお客さんが。
焼きたての鰻をまな板にのせて、さっと包丁をいれて見事な手さばきで包装。もう見ているだけで気持ちが良い。身体に刻まれたテンポ。「おおきに」と優しい声とともに、
よかった、今度は買えました。
帰ってから、今晩の夕食にいただきます。
その後、三条の方へ向かい幾つか器屋さんを巡りました。いつくかいいのがありましたが購入には至らず。でも、いろいろなものを見て、お店の個性を感じて。それだけで面白い。
お昼はいづ重
昼食はいづ重のサバ寿司。それぞれのお店に個性があって、少しずつメニューが変わっていたりして、行く度に面白い。店頭にある手書きのメニュー。いつも綺麗な字で文章が面白い。どんな味かと食べたくなる言葉が並びます。
いづ重はいづうよりも、庶民的な雰囲気があります。今日はサバ寿司と箱寿司、和え物と赤だしを注文。
季節を感じるアジ寿司、鮎寿司などもありました。
いず重での楽しみは、器。というのも、大きなお皿に注文したお寿司を盛り合わせていただけるからです。そして、テーブル毎にお皿が違うので、他のお客さんがどんなお寿司を注文して、どんな器で運ばれてくるか。その一連を眺めているだけで面白い。
こんな風に2人前を綺麗に盛り合わせに。
回りを眺めると、チラシ寿司の方もいれば、鯖寿司と巻き寿司の組み合わせ、アジ寿司、鱧寿司、と皆さん思い思いに注文しています。そのお寿司どれもが完成された美しさ。
食べきれなかった分はパックに入れて持ち帰らせて頂きました。
鍵善良房へ
その後、旅の心を落ち着けて新幹線に乗るために、鍵屋善房でお茶を頂きました。祇園の通りに面した暖簾をくぐるとその奥には静かな喫茶室。今まで気付かなかった。とても落ち着くいい空間でした。
天井がアーチ状で、中庭が見える空間。
アイスティーは、アイス抹茶。
おうすと水ようかんのセット。おうすは抹茶。水ようかんは、本物の青竹に入っていて、ふんわりと竹の香りがします。
歴史を感じる店内。効果的な照明。
冊子や案内のパンフレットにも力が入っています。
最後に森嘉の豆腐を購入
帰るまでにまだ時間があったので、大丸へ。
大丸では、森嘉の豆腐を購入できました。これも、初日、2日目と通って、3日目にしてやっと購入できました。すぐに売り切れてしまうので、午前中に行かなければ買えませんでした。
からし豆腐と嵯峨豆腐を購入。嵯峨豆腐は464円で高く思えますが、量が800gも入っていますので、通常の2倍の量です。帰って食べるのが楽しみ。
京都の持ち帰りを主題にした旅。普段使いの様々な味を楽しめて、持ち帰れて、旅で受けたいい影響を自分の中に取り入れたいものです。
このあと新幹線に乗って、自宅に帰りました。さて、自宅でもまだまだ京都が続きます。
持ち帰った品々を日々堪能
持ち帰ったものを少しずつ、毎日の食事で楽しみました。もちろん、購入したお箸とお皿は大活躍。
・森嘉の豆腐
ようやく手に入れた森嘉の豆腐は冷奴と湯豆腐で。夏に湯豆腐がおいしいと判明し、2日間連続で。
まずは冷やっこで味見。
土鍋でゆらゆらと豆腐を漂わせます。
湯豆腐は醤油と山椒の組み合わせがよく合います。
そして、夏限定のからし豆腐。
なるほど、からしは昆布に包まれていました。
・鎌田川魚店の鰻
鰻はしっかりとフライパンの極弱火で温めて。焼きたてだったらきっともっと美味しかったかもしれない。でも2日目でようやく手にした鰻そして、お店の歴史を感じるおいしい鰻。タレがさらりとしていて、白焼きに近い薄味。おいしかった。
八幡巻きも堪能しました。ごぼうと醤油味の組み合わせ、とてもよく合います。
・いず重の寿司
持ち帰った鯖寿司と押し寿司は冷蔵庫の野菜室で保存し、夜ご飯に。
・中村軒の和菓子
中村軒の和菓子は夜の楽しみに。お酒と甘いものも合う。
・村上開新堂のクッキー
村上開新堂のクッキーは朝のコーヒーとともに。あっさりとした味わいの昔ながらのクッキーでした。
・もの字どらやき
もの字のどら焼きは、どら焼き巡りが大好きな友人にお土産兼ねて試食をお願い。ふわふわでおいしいと喜んでもらいました。
・松屋常盤の味噌松風
松風は友人家族へのお土産に。開けてびっくり、一面に敷き詰められた松風に盛り上がったそうです。そして美味しいお味に喜んで貰えました。
旅のあとも喜びいっぱい。まだまだ京都は奥深い、そして旅のあとも楽しい。
ますます回数を重ねたくなる場所です。
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