韓国で清酒が飲まれています。 前回、韓国でもっとも売れている「日本酒」が「がんばれ父ちゃん」という日本では無名のブランドであるという内容を記事にしました。
日本酒のカテゴリーでは「がんばれ父ちゃん」がもっとも売れているのですが、「清酒」のカテゴリーでもっとも売れているのは「清河(チョンハ)」です。
300ml入りで、2260ウォンです。ロッテから発売されています。以前は斗山が生産していたものですが、ロッテが買収して、現在はロッテの商品です。
この「清河」は「清酒」ではあっても「日本酒」という認知はありません。作り方は日本のお酒と同じ作りをしているのですが、これはむしろ焼酎(ソジュ)の別カテゴリーとして、一般には飲まれています。焼酎は、アルコール度数が高いので、低アルコールで口当たり良く飲めるものとして受け入れられています。韓国の焼肉屋さんなどの飲食店、スーパー、コンビニなどどこでも手に入れる事ができる気軽な飲み物なのです。
日本では、日本酒の蔵元が1500ほどあり、多様な種類のお酒が飲まれています。多様性がとても多い日本と比べて、韓国の清酒は多様性は一切ありません。韓国の清酒メーカーは、ロッテ1社が、ほぼ市場を独占しています。しかも、清河の1ブランドのみ。たった一種のブランドでこれだけ売れるというのは、メーカー側からしてみるととても効率よく商売できる市場なのです。
清酒や日本酒という切り口でみると、韓国のことを知れば知るほど不思議な一面を持っているのです。
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