くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

九州陶磁文化館の柴田夫妻コレクション

佐賀県立 九州陶磁文化館に行きました。ここでは、肥前の陶磁器が展示されていて、骨董好きにはたまりません。特に柴田夫妻コレクションの古伊万里が素晴らしいです。

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柴田夫妻コレクションは、有田焼を系統的に集められて九州陶磁文化館に寄贈した方。

ご夫妻で経営者をされていて、1万点以上の有田焼を収集し、九州陶磁文化館に寄贈されています。このコレクションは、2006年には体系的に収集された類を見ない貴重な資料ということで、国の登録有形文化財にも指定されています。数百万円の古伊万里は躊躇なく購入されるのだそうですが、日常の生活では、100均で靴下やネクタイを買ったりして、切り詰めて、コレクション収集に回しているそうです。潔い割り切りです。

柴田明彦・柴田夫妻コレクション・インタビュー【うまか陶】

 

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一万点以上の素晴らしいコレクションのうち、1000点が常時展示されています。

今回初めて生でその作品を見ました。図柄や形、時代などの切り口で展示されていました。そして、中には5客揃の器もあり、そうしたものは、様々な角度から展示されているので、高台の作りも見ることが出来ます。

 

そして、古伊万里を勉強しようと思ったらぜひとも手に入れておきたいのは『柴田コレクション総目録』です。私は取り寄せて手元に持っていたのですが、たった、4000円で柴田夫妻コレクションの約1万展の古伊万里を時代ごとに並べ替え、その特徴ごとに索引があります。この図録を眺めて、自分がほしいと思うものを目を養ったり、自分が買ったものがこの図録に載っているかなと確かめるのも楽しい作業になります。 

 

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