半田市で漬物が食べ放題でうなぎの良店「たま川」を紹介した。
漬物食べ放題の飾らぬ良店「うなぎのたま川」(愛知県半田市) - くらしのちえ
その際、肝焼きの名店として、松本市の「うなぎのまつか」の名を出したが、まだ紹介していなかったので、今回紹介する。2017年11月の訪問であった。
うなぎのまつかは、100年もの歴史のある老舗。佇まいもピリッとしている。
暖簾をくぐって、長椅子に座って待つ。11時30分からオープンとのことであるが、10時30分頃からは店内に入れる事が多いようなので、早めに到着。1番乗りであった。
寒い日であったが、期待通り10時30分頃には入店ができた。1階と2階があり、席数は多いが、11時30分頃に到着したお客さんには頼めるものが限られていた。12時には売り切れ店じまいとなっていた。予約ができないので、早めに到着する必要がある。
10時30分頃に入店とともに、オーダーができた。メニューは、鰻の量で3段階。二人で、一番小さいうな丼2つと肝焼きとお新香と茸おろしと燗酒を頼む。
鰻は捌きたてを出すため、1時間ぐらいはかかる。先にお酒とお新香、茸おろしが出てくる。
お酒には、鰻の骨がつく。これが中々よい。漬物と茸おろしは、市販品のようであった。前日に、美郷で山から取った野趣あふれる香茸などが入ったきのこおろしをいただいていたためか、これはあっさりとした味わいで少し物足りなかった。
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さて、肝焼きの登場である。お椀に入れられて出てきた。
お椀を開けるとこの通り、たくさんの肝焼きが入っている。これが、最高に良かった。魚の肝とも、鶏の肝とも違う、濃厚で爽やかな鰻のレバー。カリッとしているが、中はふわふわ。この肝焼きだけでご飯も食べられる。お酒のアテにも抜群である。カワハギの肝が好きで冬にはカワハギを釣りに行くことがあるが、鰻の肝がこんなに美味しいものだとははじめて知ったのが、このまつかの肝焼きである。
この肝焼きは、数に限りがあるようで、入店後数組が注文していたが、断られた。
肝焼きでかなり満足していたところに、1時間ほどしたら、鰻が到着した。
まつかのうなぎは、ふわふわとろりとした関東風のもの。箸で持ち上げるととろけ落ちそうなほど柔らかい。
これだけ、柔らかさにするには、それなりの分厚さがないと、溶けてしまうのだろう。蒸して、炭火で焼いているようだ。そのため、薄いパリッとした層が鰻の表面にあり、形を保っているかのようである。
たくさん注文したので、鰻は食べ切れなかった。持ち帰りを頼むとパックをくれたので、鰻と漬物を持ち帰ることにした。帰ってから家で食べるのも楽しみである。
お店を出た12時過ぎには、既に売り切れの看板が出ていた。11時30分オープンであるが、それよりも前に、できれば入店開始される10時30分ごろには並ぶべきお店である。
わざわざ、松本にまでこのために足を運びたいと思える最高の肝焼きとふわふわとろりの鰻が食べられる良店であった。
うなぎのまつか
ホームページ:なし
住所:長野県松本市中央3-2-29
電話番号:0263-32-0747
定休日:月曜日、木曜日
営業時間:11:30~14:00ごろ(うなぎの売り切れるまで)
10時30分ごろに入店ができたが、日によってまちまちのようである。肝焼きを注文するには、10時30分前には並ぶべき。
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