これまでは、そばといえば冷たいざるそばばかり頼んでいました。しかし、一度温かいそばの魅力を体験したら、どうもまた頼みたくなるのです。
岐阜県関市にある「そばきり 萬屋町 助六」のとろろそばは、また食べたい絶品です。
お昼1時頃に到着すると、数名並んでいました。店内は、一名でも4名がけのテーブルを使っていて、のんびりできるスタイルです。そばは、すぐに食べれてしまいますが、慌ただしく急かされることなく食べられるのは好感が持てます。
冬の時期食べたいのは、ぬくといそば。とろろそばをいただきます。
来ました。とろろそば。
助六のとろろそばは、つゆの表面にとろろがかけられているスタイルではなく、つゆととろろをよくかき混ぜて一体化しているスタイルです。
つゆととろろの底に、そばが隠れています。
づるるとひとすすり。ぬくといとろろがそばによく絡んでくれます。だしの濃さは絶妙、辛くなく、カツオ出汁がよく香ります。温かいそばですが、コシがきちんとあります。
そばととろろのつゆを絡めて食べていると、身体の芯からぽかぽかと温まります。そばを食べ終える頃には、とろろつゆはあと僅か。残りのとろろのつゆを飲み干して、心まで満たされました。