長野のお蕎麦屋さんに向かう。
長野に行くと、ここで食べることに決めている。
席に座ると、何も言わなくてもなめこおろし、酒、そば、漬物、花豆が出てくる。ここはそういうお蕎麦屋さんなので、常連でなくてもその構成である。
年に数回しか来ないお店でも、お店の人がこちらのことを覚えていてくれる。
それだけで、なんだか嬉しい。
別に特別なサービスは要らない。
お店の人、お客と言う関係性ではあるけれど、そこに人と人とのつながりが生まれるのがなんだか嬉しい。
お客さんとして、いいお店、いいレストランを求めているように、お店の人たちはいいお客さんを求めている。
人と人とのつながりが小さくとも生まれること、その安心感がまたいい。