アドバイスを求められたとき、安易に答えを言ってしまわないよう、気をつける必要がある。アドバイスを受ける側が考えて、結論を導く必要があるからである。結論を導く手助けをするという立場を超え、これが答えと言ってしまうことは控えたい。
結局、正解は自分で作るものである。自分で見えている結論から、アドバイスをもらうことで広がる視野が成果の第1である。その上で、選択肢が広がることで選ぶための判断軸が必要となる。判断軸を自分で持っている人であればいいが、その判断軸を一緒に考える手伝いをすることがもう一つ必要となる。
そこまで考えることができればあとは自分で決心するのである。その場で答えが出せなくてもいい。アドバイスを持ち帰って、冷静に自分の考えを詰めればいいのである。決心するのには、一度考えを寝かす必要があるからである。
こういうアドバイスをしてくれる人を自分が欲しいと思うからこそ、答えを言わず、考える補助輪になりたいと思う。