くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

パッケージ化されていないことに面白みはある

世の中には、すでにパッケージ化されて誰でも手に取れるようにされたものと、自分で手配をして形を実現しなければならないことがある。

 

パッケージ化されたものしか消費していない人は、ちょっと調べて誰かがお膳立てしたものがないのであれば、世の中に存在しないものとして、それはないものだとしてしまう。

 

しかし、パッケージ化されていなくても、自分でパッケージ化をすればいいのだということを理解している人にとっては、簡単に調べて出てこないこと、こういうことに対してワクワクする。まだ、誰も発想していなかったんだ、だからこれを商売としてパッケージ化していないだけで、自分が実現できれば誰もができない経験になるぞと感じる。

 

例えば、アルバイトなどの仕事を探すとき。すでにパッケージ化されているものといえば、アルバイト情報のwebサイトを見る、冊子を読む。そこには、誰もが手に取れる情報として、求人内容が乗っている。

 

しかし、単にアルバイトしたいのではなく、ちょっと他人のしていない、それでいて自分の興味のあることに関係した仕事がないかなと思ったとき。例えば、神社仏閣に興味があるとしよう。そこで、働く機会が知りたいと思った時に、パッケージ化されたアルバイト情報には載っていないケースが多いだろう。そこで諦める人もいる。

でも、神社仏閣でも働いている人がいる。特に年末年始、お盆など人手が欲しい時期があるだろう。このように推察を働かせる。そして、直接電話をかけてみる。そうすると、今の時期は募集はないが、確かに年末年始は人の手が欲しいから働けるよという回答が得られるかもしれない。おそらく、アルバイト情報に載せずに、身近にいる人、毎年きてくれる人などで済ませてしまっていたのだろう。情報を取りに行けば、案外そこでチャンスが生まれることもあるのである。

 

パッケージ化されたものしか消費していない人は、世の中の仕組み、商売の息のかかっていないところにはたどり着けない。それでは、生きる面白さは半減してしまうように思う。

 

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