知り合いが増えると、その分出来ることが増えていく。自分の出来ないことを、いとも簡単に出来てしまう人がいて、その人にお願いしてしまえば、彼にとってはコンビニでおにぎりを買ってくるぐらいたやすいことという場合がある。周りにいろいろな人たちが力を貸してくれるようになると、今まで実現が出来なかったことが可能となる。
その一方で、知り合いが増えると義理も増える。お世話になった人には、お返ししなければならないし、そうしなければご縁が薄くなる。
したがって、そのような関係を続けるための、手に負える人数には限りがある。何かをお願いしなければ、そのような義理も発生しないので、極力お願いをしない、あるいは人を選ぶことで、その人数を少なくすることも出来るだろう。あるいは、相手が喜んでやりたいことだけをお願いするということもありうる。多くの人と関係を築き続けるには、人と付き合うスタイルを決めておかねばならない。それは、得てして本人の器の問題でもあるのだ。