くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

きみがらスリッパ(青森県)

「足をやさしく爽やかに包む 昭和22年からの特産品」

 

ずっとずっと求めていた室内履き。

お店で、ネットで1年間は探した。ぶらぶらネットで調べてふと

行き着いたのが「きみがらスリッパ」だった。

 

調べてみると

・きみがらとはとうもろこしの皮のこと

・馬の飼料用のコーンを栽培していたのが十和田周辺

・その余剰資源の活用として昭和22年から作りはじめる

・1日に作れるのは熟練者でも2足!

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同じものは2つとない、色も、長さも、幅も。

 

ネットでは販売していないため、直接観光協会に電話。

その後、十和田の物産館に電話をした。

 

道の駅とわだ『とわだぴあ』

 

受注生産とのことで待つこと約2ヶ月。

「できました」との電話があった。

親切な十和田の方が色も選べるようにと数種類仕上げてくれた。

写真をメールに送ってくれて、やりとり。

遠く青森とつながってようやく手にしたスリッパは

とても軽くて足によく馴染む。さらさらの快適さ。

 

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丁寧に力強く編み込まれた作り

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美しい仕上がり

 

履いてみて…

・乾燥させたきみがらのしなやかさは足にやさしい

・よく編み込まれているのでクッション性が高く疲れない

・天然素材で繊維質が素足に気持ち良い

・冬は体温を保持してくれるので暖かい

・デザインがどれも違うので楽しい

・繊維が柔らかく柔軟性が高い

 

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スリッパの裏側。美しい仕上がりは履き心地と連動。

 

限られた作り手で生産されているが

青森にこんなに素敵なスリッパがある。これが昭和22年から続いている

という素晴らしさ。どうして途絶えずに作られたか、履いてみればよく分かる。

一つ一つ、十和田のおばあちゃんたちが作っていると思うといとおしい。

 

 一足、お値段、3240円。

 

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