くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

12年育てた100円の鍋敷

 

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100均のものは寿命が短い?そうではないことを証明してくれた100均の鍋敷です。

気づけば12年、もはや我が家にとって100円以上の価値があります。
まさに育ててきた感覚です。12年前の色合いは写真が残っておらず残念ですが、使われ続けて変化した色艶に愛着を感じます。まさに100円を越えた鍋敷。よく化けてくれました。すごい潜在能力をもっているものがあるものですね。

 

12年間使い続けているのは優れたバランスと多用途に使えること

使いやすさの秘訣は

カタチの面から言うと、

・軽さ(80g程)

・大きさ(15㎝✖️15㎝)

・厚み(1.1㎜)

・持ちやすさ(中央の穴、各辺の三角のくぼみ) 

・サッと拭ける。洗える。

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そして用途の面から言うと、

鍋敷以外の用途にもなる(鍋敷き、急須置き、それ以外にもコースターとして)使っています。

・時には鍋敷として

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・時には鉄瓶を置いて

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・時にはコースターとして(冷・温どちらでも)

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似たものを探したが無い。あえて挙げれば…

アマゾン、楽天で売れ筋鍋敷ランキングを見ましたが、似たようなカタチは見当たりません。

あえて似ていると感じたのは、アマゾンの「鍋敷」で売筋検索して48位にランクインしていた「懐石コンロ焼杉」です。

DIYが必要ですが、中央に穴を開けて4辺にくぼみをつけると近い鍋敷が誕生しそうな予感です。手作りも愛着が湧いて楽しそう。

 

 

人気の真鍮鍋敷(FUTAGAMI 鍋敷 太陽 4190円)はラジオ置きに

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ちなみにもう一つ我が家には鍋敷があります。お祝いに頂いた鍋敷ですが今やラジオ置きとして定着しています。

しばらく使いましたが、鍋敷としての用途を求めると気になる点がいくつかありました。

・重い

・熱で熱くなる

・液体をこぼした跡が変色する(それが味でもありますが…)

・土鍋を置く時にカチンと音がして当たり方が硬い

 

 

日常使いのものは気を使う事が多いと、結果使わなくなる

オブジェとして素敵ですが使い勝手の面で我が家での定着には至りませんでした。

ギフトには映えるが(自分で手を出しにくい値段設定、デザイン性、特異性等)、使い辛いという結果でした。特にこういったか価格帯のものは、自分で使う事なく人へ贈ることが多いかと思いますが、注意が必要です。贈る見た目の美しさはもちろん大事ですが、日常使いのものは、使い勝手が大事。

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100均の鍋敷の万能さに気付くことができたのはこの真鍮鍋敷のおかげ

真鍮の上にラジオを置くという少し本来の用途とは離れた使い方ですが、無機質なラジオがとても映えるような気がして気に入っています。

この鍋敷のおかげで比較が明確になりました。使い易い鍋敷を探す目安ができました。

 

いい鍋敷とは

鍋敷を買うという行為。なかなかマイナーなことですが購入の際の目安になれば。

 

いい鍋敷とは(あくまで私の考えですが…)

・ほどよい軽さか(重すぎると自然と手が伸びず、結果使わなくなる)

・テーブルに置いた時にすっと片手で取れるか(料理中は片手に何かを持ちながら鍋敷をもう一方の手で取ることが多い為)

・熱の電導率が低いか(鍋の熱を吸収するとすぐに触れ無い)

・用途が限られ無いか(コースター等に代用できれば、常に

・テーブルに置いたときに美しいか(自分の手持ちの食器や鍋とのバランスを考慮し、ちぐはぐにならないように)

 

まずは自分で触って、握ってみることだと思います。そして使ってみる。そこから何か気付きや工夫が生まれるはずです。

 

ものに価値をつけるのは自分

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まさかこんなに使い込むとは思ってもみなかった100均の鍋敷。そしてラジオ置きと化した真鍮鍋敷。

特に100円鍋敷への愛着は年々強くなっています。

当時は新生活の間に合わせで、よく姿カタチを見ずに買い物かごに放り込んだだけだったと思います。それが今や12年経過。頑丈で壊れる危険も少ないため、これからも長いお付きあいとなりそうです。
長らく使い込むことで生まれた自分にとっての100円以上の価値。
いつどこで誰が作ったものかわからない。そんな謎めいたところもおもしろい。

 

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