煮魚は日本酒の力を最大限に生かして2段階で仕上げれば、成功します。
第1段で日本酒で下煮。火が通ったら第2段で醤油とみりんで味付けをして仕上げる。これで完成です。そのレシピです。
選ぶべきは料理酒よりも「日本酒」
そのまま飲んで美味しい日本酒ですが、料理と合わせるのも美味しい。
美味しい調味料として日本酒を捉えると、料理の味が変わります。
料理酒には食塩や酢、甘味料の添加があるため、すでに米だけの純粋な味ではなくなっています。直接飲むには抵抗を感じる味に、火を通せば美味しいか?答えはNOな気がします。
料理酒と日本酒は違う、やっぱり日本酒で仕上げた煮魚は格別です。
日本酒は煮る時に「味を引き締め、コクを出す」
日本酒は蒸す時に「素材の味を引き出し柔らかくする」
この両方をうまく生かして、煮魚を作ると濃い味付けをしなくても、魚そのものの味を生かして、表面にうっすらと醤油が染みた美味しい味付けになります。
「2段階方式」の作り方
材料:魚、日本酒(150ml)・みりん(50ml)・醤油(50ml)
作り方
※下準備として、魚を綺麗に洗います(生くさい部分:うろこ・血・腹の部分をよく洗います)
⒈調味第1段【まずは日本酒で下煮】
(1)日本酒を鍋に注ぎ入れます。
(2)魚を並べ入れます
(3)蓋をして中火で火をかけて約7分。(魚の表面が白くなり身が少し反ったり、盛り上がったりしてきたところが目安)
⒉調味第2段【次に醤油とみりんで味付け】
(1)醤油とみりんを混ぜ合わせたものを魚の上にまわし入れます
(2)蓋をして3分ほど、表面にうっすら醤油の色が移ったら火から下ろします。
生くささがなくなり、魚の皮目にうっすら醤油の味がついた、中はふっくらと仕上がった煮魚。箸が進みます。煮魚にはいろいろな作り方のパターンがありますが、やさしい魚の味を生かした味付けです。
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