くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

南へ行けば暖かい。広州と香港の旅(5)香港のお粥と広州の水餃子に溺れる

5日目(1月2日):香港のお粥と広州の水餃子に溺れる

4日目の続きです。

 

www.kurashichie.com

 

 

香港最後の朝はお粥でスタート「生記粥品専家」

13時発のホンハム→広州東駅のスケジュールでしたので朝はゆっくり香港を楽しみます。
トラムに乗ってお粥屋さんへ向かいます。

f:id:kurashi_chie:20180114171353j:plain


連休開けの平日の朝は街も人通りが多く、通勤ラッシュ。ピリッとした空気が流れています。朝からサンドイッチを買う人、コーヒーを片手に持つ人。アジアのビジネスの中心地であることを感じます。

目指すは生記粥品専家。同エリアに何店舗か構えるお店です。

f:id:kurashi_chie:20180114171542j:plain


挑戦するメニューはサンドイッチとすり身焼き。そしていつもの白粥。白粥のお味は、牛肉ベースでしょうか、少し苦手な味でしたがやはりどこのお店も味が違って面白い。自分の好きな味を探すのが面白いです。

f:id:kurashi_chie:20180114171624j:plain


サンドイッチはハムと卵のシンプルなもの。懐かしいサンドイッチです。パンがふわふわでマーガリンの塩気とハムの塩気をやわらげるシンプルな卵のやさしい味。

f:id:kurashi_chie:20180114171654j:plain

f:id:kurashi_chie:20180116145831j:plain

すり身は弾力と柔らかさがあって、あつあつでした。

f:id:kurashi_chie:20180114171838j:plain
お店の中を観察していると、モーニング形式でパンとお粥のセットを注文して、コーヒーを飲む人が多かった。

 

パン屋さん喜利餅店の出来立てエッグタルトとコーヒーでエネルギーチャージ

途中、パン屋さんを発見しエッグタルトとココナッツケーキを購入。

f:id:kurashi_chie:20180114171929j:plain

f:id:kurashi_chie:20180114172003j:plain

焼きたてのずっしりとした重さに期待が高まります。せっかくだからおいしいコーヒーを買ってホテルで食べようということになり、ホテルまでトラムで戻ります。帰り道のトラムでは、自転車のおじさんが仕入れた肉を積んでトラムの車線を走る姿。

f:id:kurashi_chie:20180114172105j:plain

重そうな荷物に頑張れ頑張れとエールを送りたくなります。

 

ホテル前で下車して、コーヒーを求めて少し先まで散歩しました。

f:id:kurashi_chie:20180114172144j:plain


街を歩くとまた面白い。花屋さん、果物屋さんの様子や街の隅々まで観察できます。
表参道コーヒー(OMOTESANDO KOFFEE)という、コーヒー屋さんでラテを購入。新たにオープンしたお店でしょうか。

f:id:kurashi_chie:20180114172213j:plain


ホテルに戻って焼きたてのエッグタルトを堪能しました。サクサクのクッキー生地に甘さ控えめのプリン生地。プリン生地はしっかりと「ぷりん」としています。出来立ての焼き菓子はなんておいしい。コーヒーとともにおいしくいただきました。

f:id:kurashi_chie:20180114172311j:plain

f:id:kurashi_chie:20180114172333j:plain

サクサクとプリンのマイルドさとぷるりん感が絶妙でした。ほんのりあたたかい。

f:id:kurashi_chie:20180114172409j:plainココナッツのケーキも少しかじって残りは今日のおやつに。ココナッツ入りの噛みしめるほどにミルキーな味わいのケーキでした。

f:id:kurashi_chie:20180114172502j:plain

 

ホンハム(紅磡)駅から広州東駅へ移動

さて、満喫した香港から、広州に戻る列車にのるためホンハム(紅磡)駅に向かいます。
香港製の車両には残念ながら食堂車はありませんでしたが、二階建てで綺麗な作り。

f:id:kurashi_chie:20180114172701j:plain

ブルーのシート、ゆったりとした席です。

f:id:kurashi_chie:20180114172731j:plain

車内サービスでスタバのコーヒーも販売していました。

f:id:kurashi_chie:20180114172800j:plain


景色を眺めて、昼寝をしてあっという間に広州東駅へ着きました。
ホテルに一度戻るか迷いましたが、広州東駅のスーパーで買い物をしてそのまま夕食をとることにしました。

 

イオンで火鍋の素と晩白柚を購入

イオンでの買い物では、昨日の香港の四川料理レストランで皆が美味しそうに食べていた火鍋の光景が忘れられず、火鍋の素を3種類購入。帰国後試してみます。

カレーのルーのように固まっています。

f:id:kurashi_chie:20180114172908j:plain

f:id:kurashi_chie:20180114172927j:plain

こちらは液状。

f:id:kurashi_chie:20180114172948j:plain

そして食後のデザート用に大きな晩白柚を買いました。

f:id:kurashi_chie:20180114173054j:plain

 

 

夕食は東北料理にトライ。水餃子に溺れる

さあ夕食のお店に向けて移動します。目指すは東北料理の店「哈尔滨东北菜」です。広州に駐在されていた酒徒さんのブログでお店を知りました。

吃尽天下@上海:『哈爾濱東北菜』 - 賛!想像以上の本格東北料理に舌鼓! - livedoor Blog(ブログ)

f:id:kurashi_chie:20180116150535j:plain

 

f:id:kurashi_chie:20180114173141j:plain

水餃子や羊を使ったメニューが並びます。開店は17時半。それよりも早く着いたので、メニューを勉強しながら待つことにします。ほとんどすべてのメニューに写真が掲載されているので、解りやすい。ホテル内のお店ですが、お店の方も気さくで、言葉が通じませんが筆談や身振り手振りで意思疎通をはかってくれます。温かい接客に嬉しくなります。常連さんも多いようで、スタッフと話ている様子もちらほら。いいお店です。
リーズナブルな価格のメニューがたくさんで、あれこれ迷います。残したらテイクアウト作戦で、今回も注文です。

f:id:kurashi_chie:20180114173232j:plain


水餃子と焼き餃子を頼みます。単位がわからない。どれだけ出てくるのかわからない。
言葉が通じず、漢字を頼りに筆談作戦に切り替えます。

(後で撮影した店員さんの字)

f:id:kurashi_chie:20180114173339j:plain

 

メモを頼りに分析。まずは9種類の中から餃子の餡を決めなければならない。そして、最低発注単位は「2」ということが解りました。

f:id:kurashi_chie:20180116150632j:plain

指示に従って注文します。焼き餃子の具は白菜。水餃子は3種類を最低単位ずつ。
つまり、4種類の餃子を頼んだことになりますが、店員さんは「ほんとに?いいの?」という顔。少し困った顔で笑っていました。胃袋に収まらずとも、持って帰る作戦がある。そう思うと強いもの。初心を貫いて注文しました。(出てきた餃子の量に驚く結果となります)


最初に出てきたのは、白菜と豚肉のスープ。大きさに驚きます。

f:id:kurashi_chie:20180114173530j:plain

おお、すごいボリューム!嬉しくなります。おたまですくって、パクリ。ああ、おいしいです。酸味と豚モツがよく合います。酸味のあるあっさりとしたスープです。台湾で食べた酸菜白肉火鍋を思い出します。白菜の酸味がおいしい。自然な発酵度合いで、これが本場の味かとこのおいしさに納得です。


次に来るは、干し豆腐とピーマン。これまたどかんとやってきました。熱々のピーマンと干し豆腐。醤油ベースのマイルドな味付けです。こちらもお持ち帰り。

f:id:kurashi_chie:20180114173606j:plain


次は、甘辛いラムの炒め物を春餅に巻いて食べる料理。ラムの甘辛い味つけと肉の脂身が絶妙にからみ、ネギも柔らかく炒められてとろりと甘い。新鮮なパクチーとネギの薬味がよく合うこと。ヒットでした。

f:id:kurashi_chie:20180114173639j:plain


続々とやってきます。餃子です。やってきて解りました。1単位は、5個。最低2単位注文なので、4種類頼んだので水餃子と焼き餃子を合わせて、40個も注文したことになります。それは店員さんも「大丈夫?」と思って心配するはずだ。まずはピーマン入り、次にきのこ入り、最後にセロリ入り。

写真はピーマン入りの水餃子です。

f:id:kurashi_chie:20180114173859j:plain

漢字を予測しながら注文した餡の種類。ヒットはキノコでした。それにしても安い、5個で3元、すなわち1個約10円です。常連さんはおかずを1品と水餃子1品を頼んで楽しんでいたので、とてもリーズナブルな使い方ができるお店と納得。
小麦粉の旨みを感じる皮。そして程よい一口サイズの大きさにこれが本場の味かとパクパク食べ進めます。
焼き餃子も小ぶりで焼き目が最高においしい。しっかり堪能しました。

f:id:kurashi_chie:20180114173803j:plain


青菜も大量にやってきて、しっかり野菜も補給。

f:id:kurashi_chie:20180114174010j:plain


リーズナブルで、盛りがよくて、味もよくて、空気感がいいお店です。ディープな広州に少し踏み入った気がして、筆談した店員さんが優しくて、お腹も心も満たされました。

f:id:kurashi_chie:20180116151125j:plain


大量に持ち帰ったおかずたちは、ホテルでパッキングしなおして冷凍室へ。日本でいただくのが楽しみです。


この味に広州を思い出すことでしょう。

 

ただいまと帰ったアパートメントホテル。旅で養う順応性

香港帰りのスーツケースとテイクアウトしたおかずを抱えて、アパートメントホテルへ到着しました。香港に行っている間も部屋を借り切っていて、不要な荷物は置いていっていたのです。ちなみに6日借りても23000円と激安。いろいろとイレギュラーなことはありますが、総じて満足でした。

f:id:kurashi_chie:20180116151233j:plain

さて、ただいまーと部屋に入ると、なぜか「ああ帰ってきた」とほっとした気持ちに。いつの間にかすっかり居心地のよい空間になっていました、この順応性に驚きます。初日はベットのシーツの匂いにも慣れずにいたのに。エレベーターですれ違う人にも警戒心があったのに。不思議です。お金をたくさん払えば、綺麗で安全で、居心地の良さが約束された宿に泊まることができますが、時には違う環境に身を置いて「違う」と戸惑うことや、工夫して快適に過ごせるように頭を働かせる事も大切。そう思いました。
お風呂上りに晩白柚をむいて食べました。

f:id:kurashi_chie:20180114173054j:plain

皮が薄くてジューシー。甘い。広州の果物のレベルの高さ、すばらしい。

f:id:kurashi_chie:20180114174222j:plain

f:id:kurashi_chie:20180114174141j:plain


明日は帰国せねばなりません。メールをチェックすると予定の便が9時から11時台に変更となり、朝から最後の飲茶にいける可能性が広がりました。明日も朝から楽しみです。

 

 

 

sponsored links
 

 

---------------------------

「くらしのちえ」を気に入っていただけた方は読者ボタンをポチッと押していただければ最新の記事がご覧いただけます。

twitterでブログの最新情報やアイデアを発信しています。フォローいただければ、最新の情報をお届けします。

 --------------------------


sponsored links