2日目:雨と曇りの繰り返し それでも楽しい街歩き 新しいことの経験
起床とホテルの部屋での朝食
朝起きるとすごい雨です。空模様の変わるスピードが早いこと。高層階で空を近く感じるためか、雨の強弱と雲の流れを肌で感じます。こうも天気が変わると、雨の降らないタイミングもやってくるし何とかなるかと思えます。
朝食はホテルの部屋で。香港はフルーツがたくさん
朝食はホテルで日買ったフルーツとマンゴーのデザートを食べました。熱々の紅茶を波波とマグカップに入れて。香港は色々な国のフルーツが豊富で楽しい。マンゴスチンとレンブーはタイ産。ネクタリンはスペイン産。
街歩きと買い物(九龍醤油、スパイス屋さん、紙製品)
11時に友人と会う約束をしていたので9時頃に出発して、いくつか買い物を済ませました。まず向かうは中環の九龍醤油。ホテルからトラムに揺られて向かいます。雨のあとの2階のトラムの椅子は振り込んだ雨で濡れていました。
「九龍醤油」九龍醤油に到着です。
腐乳が気に入って、再購入です。改めてお店の中を眺めると、これまで目につかなかった商品にも目がゆきます。
・腐乳、オイスターソース、醤油、ごまペーストなど
・ピータンもあります
・瓶に入った醬、野菜の漬物等。量り売りです。
前回(1回目に訪問)は定番の醤油、オイスターソース、腐乳を購入しました。今回は、腐乳とゴマペーストと豆板醤を購入。豆板醤は量り売りでスプーンに3杯分ほどを購入。写真のように瓶からすくい上げてビニールに入れてくれます。いい香りを嗅がせてもらい、何に使おうかとワクワクします。
割れないようにと緩衝材もつけて頂きました。いつも丁寧な接客をして頂きます。
「紙品天地」という紙製品のお店に立ち寄りました。
その後、ぶらぶら街を歩きながらスパイス屋さんに向かいました。お店の前ではスパイスのいい香りが広がります。こちらの山椒は我が家の火鍋や湯豆腐、麻婆豆腐にと活躍しています。ホールでスパイスが買える貴重な場所。パッケージング済の少量の商品もレジの前に並んでいるので、お土産用にもぴったりです。新しくチャレンジするスパイスを購入して、さあ帰国して何を作ろうかと楽しみです。
涼茶で得られる清涼感「北京同仁堂」と素朴な野菜のチップス「檸檬王」
11時に待ち合わせて、おしゃべりしながら街を歩き、途中涼茶を飲みました。
色々な種類のお茶が並びます。苦いのをぐいっと一杯。効きます。
「北京同仁堂」
その後、漢方のお店へ立ち寄ります。自分ひとりではチャレンジできないものも、信頼できる友人が教えてくれるので安心。おすすめしてもらったものを購入してみました。
羅漢果は喉に良いそうで。身を割って中を取り出して煮出すだけとのことで、5つ購入しました。(1個=10HKD)
煮出して飲むタイプの漢方。一袋30HKD〜とリーズナブルです。
その後、きっと気に入ると思うよと言われていたお店「檸檬王」へ。というオクラのチップス他ドライフルーツのお店へ。いくつか試食をして気に入ったものを購入しました。オクラチップス(40HKD)、椎茸チップス(40HKD)、カシューナッツ(50HKD)。帰国後に食べましたが、どれも塩気が少なくパリパリの食感がくせになります。オクラはカラッとしているのに噛むにつれてあのネバネバを感じる不思議。一番気に入ったのは椎茸です。凝縮した香りとフリーズドライのような食感がおいしい。
ランチは中国式西洋料理「太平館」へ
その後ランチのお店へ。冬瓜のスープを食べたかったのですが、事前に予約が必要なお店が多くこれは次の機会に。事前に調べておいた太平館(中環店)へ。
惹かれたのは、1860年創業という歴史の長さとその空間です。ゆっくりと食事ができる空間と雰囲気を求めていたので。そして中国洋食とはどんなものか?不思議で食べてみたいと思ったから。日本で言えば浅草の洋食店のようなイメージでしょうか。扉を開くと、少し暗めの照明に落ち着いた店の雰囲気を感じます。
セピア色の老舗喫茶店のようなクラシカルな雰囲気。
ゆっくりと食事をする抱擁力を持つ建物です。ウエイターの方も綺麗な白いシャツに黒いベストを身につけ、それでも格式張らないフレンドリーな接客で親しみやすい。ちょうどランチタイムで店内は黙々と食事を食べる人がたくさん。愛され続けてきた形跡を感じます。英語のメニューを頂き、時間をかけてメニューを決めました。初対面の方と話しながらの食事で、話すこと味わうことが同時に難しかったのですが、中華洋食というテイストはどこか懐かしい味わいで馴染みやすい。
パンもライスもどちらでも合うこの味付け。どれも量が多く、いろいろな種類をシェアして頂きました。
最後は名物のスフレを注文して終了。想像以上の大きさに「わあ〜」と驚きです。卵白何個分でしょうか?急かされることなくのんびりと食事ができる空間はとても重宝しそうです。
コーズウェイベイの市場でライチの購入
さて、昼食を食べた後はトラムに揺られてホテル近くの市場で買い物。
明日の朝のフルーツを購入します。生のライチを買いました。葉っぱ付きの新鮮なライチ、色もとても綺麗です。300g(15HKD)
ホテルに戻り、滝のようなシャワーを浴びます。雨にぬれ、また乾きを繰り返した身体がシャワーで洗い流されてすっきりです。その後雨の香港の景色を眺めながら微睡み。いつの間にか深い眠りについていました。旅先での昼寝、気持ちが良い。目が覚めたら程よくお腹が空いていました。
夕食のお店に迷う
さあ、今晩はどうしよう。新たなお店を開拓するもよし、本から気になるお店をピックアップしてもよし。と考えました。
気になるお店(菊池さんの書籍より)
・春鹿館(北京ダックが有名)
・東寳小館(市場の上にあるお店。ビールをお茶碗で飲むらしい?)
写真を見ながら悩みましたが、繰り返し行きたいお店「創發」に軍配。まだまだ知らないメニューがたくさんある潮州料理のお店「創發」へ行きます。昨日はたくさん海産物を楽しんだので、野菜中心に値の張らない手軽なメニューを攻めることにしました。バスに乗って30分。今日は休日のためか、バスも道も混んでいます。早る気持ちを、景色を眺めながら紛らわし九龍に到着。
昨夜に続く「創發」での夕食
すでに少しずつ出始めた活気の渦に私たちも仲間入り。いつもの席に陣取り、ゆっくりとメニューを決めます。
連日来訪したためか、昨日もきたね!おいしかったのね!というニュアンスの言葉をかけられて「そうそうとってもおいしかったから!」と会話。顔を覚えていてくれてうれしいです。慣れたお店の空間と人、安心できる心地よさ。気持ちを楽にして、座れる場所があること、食べる場所があること。新しいことに出くわす刺激の多い旅行の中で、「繰り返し」の場所を作ることは見知らぬ土地で知らず知らずに緊張した心をほぐれる時間を持つことにつながります。おなじみの前菜を味わう余裕も生まれ、周りのテーブルの人たちの楽しそうな姿を眺めながら食べるご飯がおいしいこと。力が湧いてきました。
1まずはお決まりの工夫茶で一服。
2前菜
3芥蘭(ガイラン)の炒め物。(60HKD)揚げた魚のヒレが出汁となりいいアクセント。綺麗な緑色と柔らかな食感。
4醤鴨(ガチョウのタレ煮込み)(120HKD)。八角の食欲そそる香り。
4韮饅頭(20HKD)。浮き粉で韮づくしの餡を包み、揚げたもの。一口かぶりつくと、韮の香りが押し寄せて、この包みの中に韮が最大限に閉じ込められていたことがわかります。韮づくし。
5牡蠣の卵とじ(80HKD)。浮き粉と卵のつなぎで牡蠣の旨味と食感を閉じ込める技。トロトロの牡蠣の塩梅に驚きました。牡蠣の旨味を牡蠣フライよりも堪能できる逸品かもしれません。熱々を頬張る幸せ。
6おきまりの普寧豆腐(50HKD)熱々が一番。手で握って食べたらなお美味しく感じました。日によって大きさ、切り方がまちまち。作り手による違いを2日間連続で楽しみました。安定の美味しさと好みの味。
7白粥(10HKD)。潮州式の粒が残った白粥。熱々で塩味のないまろやかなものが食べたくなり注文。白飯、白粥共に保温ジャーにスタンバイされており、オーダーすればすぐに届きます。
デザートは「満記甜品」でマンゴーのデザートを
帰りはデザートを食べにホテル近くの「満記甜品」立ち寄り、マンゴーのデザートを食べました。チェーン展開している人気店。気軽に入れます。冷たい、熱い、マンゴー、ココナッツ、ゼリー、アイス、お汁粉などさまざまなヴァリエーションがあります。メニューを眺めているだけで香港のデザートの豊富さに驚きます。
タピオカマンゴー(38HKD)
マンゴークレープ(28HKD)
甘くて歩き疲れた体に急に糖分が入り、眠くなります。今どきの人気のデザートショップを経験できましたが、急に香港の素朴なデザートが蘇りました。古めかしいお店で作られた人の手を感じる素朴なデザート。甘さを控えた素材の味が香港ではおいしく感じます。
帰りに清涼感を求めて、亀令膏のお店でゼリーを買いました。(40HKD)
ホテルへ戻り夜景を見ながら就寝
雨に降られながらホテルへ戻り、冷房で冷えた部屋×香港の夜景×雨降りの夜。そんな風景をベットに横たわって眺めながら眠りに落ちましたの香港の夜景を眺めながらいつの間にか眠りについていました。雨と曇りの間をかき分けながら過ごした一日でした。不思議と雨がいいタイミングで降ったりやんだり。雨でも大丈夫、そう思える香港の天候に感謝です。