くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

2泊3日で雨の香港を楽しむ(3)

3日目

ホテルでの朝食は市場で買ったライチ

朝食は昨日市場で購入したライチです。一つ房15HKD。きれいな緑色の葉付きの生ライチ。日本では冷凍品しか食べたことがなかったので、この旬の時期に食べてみたいと思っていました。

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やわらかい瑞々しさにあふれた触感は、さすが生の触感。冷凍の少しキシっと感じる触感とは別ものでした。柔らかい膜に甘い汁が包まれているような。赤い実の色もとてもきれいです。暑い夏の日に体に染みる水分補給です。その他、昨日の残りのマンゴーも戴きました。ココナッツオイルと砂糖で炊いてあるためか、もち米は柔らかなままでした。2日目も美味しく戴きました。

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タウンインチェックインで荷物を持たずに街歩き

今回初めてインタウンチェックインを利用しました。香港駅でチェックインができ、手荷物も預けることができます。身軽になって、さあ街歩きスタートです。

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お粥で朝食「彌敦粥麺家」

今回の旅で初のお粥です。食べたいものがたくさんで後回しになってしまいました。冷たいものを飲んだり食べたりしていると温かいほっとする真っ白の味わいが恋しくなります。3年前の初の香港で経験した「彌敦粥麺家」へ向かいました。道を曲がるとすごい行列。

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ちょうど団体客が押し寄せたようで、タイ人、日本人、と店内は賑やかでした。活気ある香港の朝食風景。「食べる」ことに対する熱気を感じます。日本で静かに朝定食を食べる風景とは全く異なる風景。

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いつものように「白粥」は決まり。メニューにはのっていないので、メモ帳に文字を書いて注文します。香港のおかゆは出汁も塩味もついているお米のスープ。白粥が1番シンプルなお店の味を感じられます。

白粥(23HKD)

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もう一品は麺を注文。初めてトライする麺のメニューです。

京都炸醬麵です。(38HKD)甘辛の豚肉と腰のある麺がたまりません。

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花市場の見学(旺角にある300メートル続く花屋さん通り)

花や観葉植物店がずらりと並ぶ風景は圧巻です。日本と売り方も異なります。密度の高い建物に住む香港での生活は、緑が恋しくなるのかもしれません。なるほど、もし香港に住むなら部屋にたくさんの観葉植物と花を飾って暮らそう。そんなことを考えながら見学しました。

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まず入り口で胡蝶蘭。日本では白が多い印象ですが、鮮やかな紫が目を引きます。価格も安く驚きです。

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盆栽のようなものも。幅広し。

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花束50HKD(=750円)このクオリティーと種類、量で。日本だと1500〜2000円くらいの花束でしょうか。いろいろなバリエーションがあって楽しいです。

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バジル。タイ料理屋さんが求めるのでしょうか。

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観葉植物もずらり。南国の植物もあり、さすがです。

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一本売りではなく、同種類を束で。

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こんな風に歩いても歩いても花屋さん。とても楽しくなります。

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こんな変わった植物も。

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本当は初日に訪れて、ホテルに花を飾りたいと思っていましたが、最終日になってしまった花市場。次回は、1番に花を買ってホテルに滞在したいと思います。選ぶ楽しみ、買う楽しみ、旅で地元の花屋さんに行くという新たな目標が生まれました。途中、八百屋さんでバナナを購入(飛行機で食べる用)このバナナがとても濃厚なめらかで美味しいバナナでした。

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炭火チャーシュー「永合隆飯店」で焼き豚購入

11時の開店を狙って行きました。2品をテイクアウトで購入。カラシをたくさんつけてもらいました。カラシのクオリティーの高さに驚きました。香港製造のカラシ。香りが高くマスタードの様な味。チャーハンに入れたり、白いご飯にのっけたり。活用方法はたくさんありそうです。チャーシュー専門店があるという凄さ。

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最後の食事はまた「創發」へ。繰り返し行く楽しさの発見(創發3日目)

香港での最後の食事は創發。土砂降りになり始めたのでタクシーに乗りました。今回初のタクシー、創發まで約15分ほどで着きました。(50HKDほど)

11時30分ごろに到着しました。いつもは夜にしか行ったことがないので、初のお昼。でも変わらない空気が流れています。ゆったりとした、落ち着く空気を吸いながら最後のメニューを決めます。新たなものにチャレンジしたく3品を頼みました。

 

1食前の工夫茶

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2前菜。素朴な前菜をつまみながらゆっくり待ちます。

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4ゴーヤ卵(50HKD)ゴーヤの苦味が閉じ込められて、香ばしさを感じる卵との相性がよい。

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5鳥ぶつ切りと生姜とネギの煮込み(120HKD)生姜で体がポカポカ、ぶつ切りにはいろいろな部位があり、土鍋の中をすくう楽しみが。いつまでもホカホカで、暑い夏に温かい食べ物を食べて胃があたたまり元気が出ます。とても馴染みやすい味付け、素晴らしい。

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6普寧豆腐(50HKD)もうこれを注文せずにはいられない。あつあつはやはりおいしい。味の濃いものを食べていると、豆腐の素朴な真っ白い味が際立っておいしい。

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工夫茶をたくさん飲んで、ごちそうさまでした。

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ずいぶん顔を覚えた店員さん。その表情を頭に記憶しながら「また来ます」という気持ちで外にでました。土砂降りはなかなかやみません。タクシーに乗ってエクスプレスの最寄り駅である九龍駅へ向かいます。雨で濡れた身体を拭きながら、雨の香港も、雨の旅行もわるくないな。そう思える2泊3日でした。

 

香港空港へ。特別機内食

早めについたので、空港内を歩き回りました。香港空港20周年記念ということで港内では生演奏が。飛行機ではフルーツミールとヒンズーミールを予め予約。

 

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まとめ:「繰り返す」という旅の楽しみ

相変わらずの刺激を感じる惹きつけられる街、香港雨の合間をかい潜って、空を眺めながら歩いた香港も好きになりました。天候の移り変わりにも負けない市場の活気、飄々とした人々、雨の日の室内の心地よさ。

また、今回は繰り返し行くという旅の楽しさを知りました。新しい刺激ばかりではなく、深掘りする面白さがあります。3度目の香港、旅行中毎日「創發」へ行く。繰り返し行くことで深める楽しさからさらに派生する楽しみを知ることができます。そして、慣れることから安心感を得られる場所を得られます。

 

帰宅後も旅を楽しむ

・乾物を使ってXO醤をつくりました。(乾物屋で買ったホタテ、エビ、九龍醤油のオイスターソース等を使用)

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・友人がお土産でくれた乾麺を活用中です。自家製XO醬がよく合います。

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・スパイス活用その2。山椒たっぷり、辛味たっぷりの麻婆豆腐

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・山椒いりの火鍋を作る

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・感化されて、再度中華料理の本を読み返しました。ホタテの蒸し物をつくりました。

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まだまだ、香港の刺激が脳裏に焼き付いています。生活に少しずつ還元して広げたいものです。

 


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