くらしのちえ

良いものは作り手の知恵が詰まっています。選んだもので暮らしはつくられます。そんな暮らしの一部を紹介します。

きのこのカリカリ焼き

最近購入した玉村豊男『毎日が最後の晩餐』のレシピがとても魅力的でいくつか、作っている。75歳になられた玉村さんが、今繰り返し食べているリピート料理を紹介するエッセイである。

 

毎日が最後の晩餐-玉村流レシピ&エッセイ-

毎日が最後の晩餐-玉村流レシピ&エッセイ-

  • 作者:玉村 豊男
  • 発売日: 2020/02/07
  • メディア: 単行本
 

 

その中の一つが、きのこのカリカリ焼き。玉村さんの住む長野県東御市では、道の駅などできのこが安く種類も豊富にある。天然のキノコも豊富にあるが、あえて栽培したきのこでスーパーで売っているこれを使った簡単レシピ。

たくさん種類のキノコをフライパンでカリカリに焼くというシンプルなもの。

 

今回はしめじ、舞茸、ヒラタケ、エリンギ、椎茸を使った。

全て使うと鍋に入り切らないぐらいの量。

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オリーブオイルを入れ、塩をする。そして中火で焼く。特に手を入れる必要はない。

段々と水気が出てくるので、そのまま放置。ある程度水気が出たら混ぜて全体に火を通す。全てがカリカリという食感だと面白くないので、カリカリ、シャクシャクなど、少し火入れ状況がむらがあるほうがよいという。
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基本的に焼いて放置するだけなので、他の作業をしながらできる簡単なもの。

玉村さんは、白ワインを一杯やりながら他の料理を作りながら、この一品を作るとか。
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きのこの旨味がとても凝縮される。カリカリ、シャクシャクの食感がスナック感覚でおつまみになる。味付けは塩だけだが、旨い。

簡単で、それでいて、美味しい。これは、何度も繰り返し作る一品になりそうである。


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